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平成25年 6月定例会(第 5号 6月13日) 一般質問

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  1. えびの市議会 2013-06-13
    平成25年 6月定例会(第 5号 6月13日) 一般質問


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    平成25年 6月定例会(第 5号 6月13日) 一般質問                      平成二十五年六月十三日 午前九時三十分開議 第  一 一般質問 第  二 請願第  十号 少人数学級の推進のため定数改善と義務教育費国庫負担制度              二分の一復元する意見書の提出を求める請願           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件    一 一般質問    二 請願第  十号 少人数学級の推進のため定数改善と義務教育費国庫負担制度              二分の一復元する意見書の提出を求める請願 出 席 議 員(十五名)     一番   蔵 園 晴 美  君      九番   西 原 政 文  君     二番   松 窪 ミツエ  君     一〇番   井川原 志庫男  君     三番   北 園 一 正  君     一一番   溝 辺 一 男  君     四番   上 原 康 雄  君     一二番   高牟禮 宏 邦  君     五番   池 田 孝 一  君     一三番   宮 崎 和 宏  君
        六番   竹 中 雪 宏  君     一四番   外 園 三千男  君     七番   本 石 長 永  君     一五番   栗 下 政 雄  君     八番   西 原 義 文  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長    杉 元 真 一 君    議事運営係   塩 入 友 之 君   事務局次長   下牟田 一 仁 君   議事運営係長  木 下 哲 美 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長     村 岡 隆 明 君   市民協働課長    上加世田たず子 君   副市長    酒 匂 重 久 君   福祉事務所長    松 永 康 二 君   教育委員長  松 元 國 治 君   市民環境課長    福 田 孝 正 君   教育長    萩 原 和 範 君   健康保険課長    領 家 修 司 君   総務課長   野 間 教 昭 君   長寿介護課長    大木場   操 君   企画課長   園 田   毅 君   税務課長      林   敏 廣 君   財政課長   馬越脇   浩 君   観光商工課長    坂 本 謙太郎 君   建設課長   森     賢 君   危機管理対策監   米 倉 健 一 君   畜産農政課長 吉 留 伸 也 君   会計管理者     下 原 龍 一 君   農林整備課長 竹 内 重 冶 君   農業委員会会長   田 中 義 正 君   学校教育課長 坂 本 健一郎 君   農業委員会事務局長 前 田 勝 己 君   社会教育課長 木 村 哲 也 君 ○議長(蔵園晴美君)  おはようございます。  開会に先だち市長から発言の申し出がありますのでこれを許します。 ○市長(村岡隆明君)  皆様、おはようございます。議長の許可をいただきまして、大変貴重な時間をいただきまして、正式にお詫びをさせていただく機会をいただきまして、まことにありがとうございます。  今回の道の駅のオープニングセレモニーのあり方について、この場をもって正式にお詫びをさせていただきたいと思います。  えびの市議会議員各位  お詫び  平成二十五年四月二十日に開催いたしました道の駅えびのオープニングセレモニーのあり方について、市議会議員の皆様に対する礼を著しく失し、配慮に欠けたものであったことを心からお詫び申し上げまず。  道の駅の建設につきましては、予算の審議や市民からのご意見、ご質問等に対して、市議会議員の皆様にも真摯に対応していただきました。このように、多大なるご協力をいただき完成した道の駅のオープンに際し、本来であれば市議会議員の皆様と共にそのスタートを祝うべきところを、産業厚生常任委員長より事前のご助言をいただいたにも関わらず、間違った判断により市議会議員の皆様に対してのご案内をいたしませんでした。  もとより、議会と執行部は車の両輪として認識いたしておりましたが、今回、十分な配慮が足りず、結果として市議会との信頼関係を損なってしまいました。  さらに、本会議において多くの議員の皆様方からご指摘をいただき、事の重大さを改めて認識し深く反省いたしております。今後、二度とこのようなことが無いように、自らを戒めるとともに、市長としての指導力、注意力を十分に発揮して、組織の規律を正し、職員一同とともに市議会との信頼関係を回復し、なお一層深めるよう努めてまいります。  平成二十五年六月十三日  えびの市長、村岡隆明  今回はまことに申しわけございませんでした。                     開議 午前 九時三十四分 ○議長(蔵園晴美君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第五号によって進めます。  この際、五月二十二日、日比谷公会堂で行われました全国市議会議長会第八十九回定期総会において市議会議員として市政の振興に二十五年以上努められた功績により、栗下政雄議員に対し、表彰状と記念品が贈呈されましたので、これよりその伝達を行います。  表彰状  えびの市栗下政雄殿  あなたは市議会議員として二十五年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第八十九回定期総会に当たり、本会表彰規定によって特別表彰をいたします。  平成二十五年五月二十二日  全国市議会議長会会長、佐藤祐文代読  おめでとうございます。(拍手)  これより本日の日程に入ります。  日程第一、一般質問を行います。  本日は宮崎和宏議員井川原志庫男議員西原政文議員栗下政雄議員の四人を予定いたしております。  まず、十三番宮崎和宏議員の発言を許します。宮崎和宏議員。 ○十三番(宮崎和宏君)  皆さんおはようございます。  先ほど表彰状を受けられました栗下議員に対し、非常に敬意を表するところでございます。おめでとうございます。  それでは、きょうの一番バッターとして私の一般質問をさせていただきます。  ここに通告してあります。きょう大きな項目といたしまして、コミュニティバス運行についてと文化財行政、また道路行政について、三項目について一般質問をしていきます。  きょうはまた文化財行政については、教育委員長さん、非常にお忙しいところおいでいただきましてありがとうございます。これにつきましては、わざわざ教育委員長に対しましては出ていただいておりますので、順をかえまして、一番先に文化財行政について、教育委員長に文化財行政等についてお聞きしていきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。  この文化財行政について、三月定例会の中で、またそれについて国の重要文化財が搬出された古墳の一画、あのすばらしいえびの市の宝として重要文化財として、何とかこれを後世に守っていかないといけない、また責任もあるんじゃないかなと思います。  そして、反対に、また重要文化財の搬出したその古墳一帯を何とかして市民、また回りに知ってもらわないといけない。やり方次第では、これは一つの公園ということも提言しておきましたけれども、これにつきましては、前向きな答弁をいただいております。これにつきまして三月議会の答弁を見ますと、私が今言ったようなことをいろいろ聞いておりましたら、今回いろんな整備事業で一千二百九十万円予算が成立しております。三月議会当初で成立しております。これについて立て看板等を立てると。そしてその中にレプリカの看板、その一画にわかるような看板等をレプリカ等を設置するというような発言をされております、一千二百九十万円。まず、一番目にその後の整備の状況、進捗等についてお聞きいたします。 ○社会教育課長(木村哲也君)  平成二十五年度の進捗状況でございますけれども、現在建屋並びに駐車場の建設を予定しております土地の所有者の方と接触をしまして、用地交渉をいたしておるところでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  それでは、今県の指定の看板ありますよね、古墳一基残っております。その一画の土地というのは何ですか、市の土地じゃないんですかね、民間の土地になっているんですか。そのあたりはどうなっているんですか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  議員さんが今お話になりました円墳より西側のほうで鉄塔の近くの畑地、個人の所有地をそこに建設を予定しております。 ○十三番(宮崎和宏君)  今古墳が残っているあのこんもりとした森がありますよね。恐らくあれは昔から平松のあの周辺の人たちのいろんなお祭り、鳥居もあるようであります。古びた鳥居も立っております。あの一画は市の土地なんですか、どこの土地なんですか。市有地なんですか、それとも民有地になっているんですかね。 ○社会教育課長(木村哲也君)  あの円墳は、市の土地ではなくて、私有地、個人の土地になっております。 ○十三番(宮崎和宏君)  私有地、民有地ですよね、あの一画全部がそうなんですか。一画昔の木を植えて、大きな木でそれらしくすぐわかるような場所であります。 ○社会教育課長(木村哲也君)  今お話の円墳並びに昔相撲をとっておった、そしてこんもりと雑木が生えておりますけれども、あそこは民有地でございます。そして今回計画をしているのは、あれより西側の現在畑になっている、そこを予定しているところでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  何で今まで、昭和八年にあそこに墓が出て、古墳として看板が立ってありますよね。そのまま残っているじゃないですか、あの古墳の後が。そこに雑木があって、また植林も、杉の大きいのが立っております。あそこを何とかして古墳を守るために公園なんかをする予定であれば、まずそこを中心として広げていったほうがいいじゃないかと思うんですけれども、それは何ですか、今の計画では西側の畑を相談して、そこにするという話、これはどういう意味ですかね。何でもとからあった今の古墳、公園の一画、それなら民有地だったら、そこを買収して市が整備したほうが早いんじゃないかなと思うんですけれども、何か理由があるんですか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  今回千五百点出土し、そのうち千二十九点が重要文化財に指定をされたわけでございます。その出土したのは、今申しました畑のほうから出土したわけでございまして、議員がおっしゃる円墳、今一基残っておりますけれども、県の指定の史跡となっておりまして、そこは発掘をしていないところでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  これは県の指定ですよね。ここをまた整備することによって、県としてのいろんな補助金等のそういう事業でしていただければ、市の出し前というのはかなり軽減されるんじゃないかと思うんですけれども、そしたらまた別の畑にそういう公園、看板を立てると言ったら、あそこの後はどうなるんですか、今のあるところは結構荒れていますよ。そのあたりについて教育委員会、教育委員長、教育長の考え、どうなんですか。 ○教育委員長(松元國治君)  今課長のほうからも話がありましたように、昨年九月に出土しました。短甲など千二十九点が国の重要文化財に指定された。今議員のおっしゃる県の文化財のほうもそうなんですが、委員会としましてはこれを受けまして、出土品の重要文化財に指定されたということで、保存、展示、そして墳墓の復元、公開ということについて、今まで検討を重ねてきたところであります。  そこで墓群の一画であります土地を買い上げて地下式横穴墓を再現するということに至ったというところであります。  まず、市民の皆様にそこのところを広く周知していただくということが大切であると考えておりますから、PRもして教材活用や市民大学、あるいは家庭教育学習などいろいろな機会をとらえてPRするなど、教育長を通じて担当課へも努力を願っているということであります。 ○教育長(萩原和範君)  今回出土しました千二十九点の重要文化財は、今回建てます覆い屋を建てる場所から出てきたということで、文化財的には出てきたそこのところに建てたいという思いでございます。そこを復元して墓なんですが、そこにそのままの状態で建てるというのが趣旨でございます。  だから、今までの古墳の盛り上がったもの、今回出土したのは地下の墓ということで、全然その質が違います。ということから今回私たちが教育委員会として考えたのが、やはり今出土しました島内の墓群、その中の一画にそのままの状態でレプリカで保存をしていくという考え方でございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  それでは、今ある古墳ですね、今ほぼ公園、誰が見ても昔の公園ですよね、古墳の跡、雑木が立っておりまして、普通の昔からの地域の公園みたいな感じで地域の人たちが管理していたんじゃないかなと考える場所なんですよ。同じ展示する場所を改めて広い畑に建物を建てるよりも今の場所、ちょっと狭ければそこをちょっと広げてそこにしたほうがかえって地元の人たちとすれば親しみもあるし、また昔の相撲道場の土俵の跡が少しまん中に残っております。それで話を聞きますと、昔は平松相撲と非常ににぎわった場所らしいですね。この跡がまだ残っているんですよ、まだ一画が。  それで、そこが民有地であれば、それを何とかそこの一画を整備してやるのも一つの方法じゃないかなと、そのほうがかえって私は公園化してその展示館をつくるにしても、かえってそのほうがいいんじゃないかなと考えるわけです。  それで例をとってみますと、西都、西都原、いっぱいありますよね、古墳の大きなものが。そこもありますけれども、やはりそれは昔あったあの広い場所にそれぞれの古墳が残ってまた整備されておりますよね。やはりああいう形で一つ残っている古墳、それを利用してその回りを整備したほうがかえっていいんじゃないかなと私は考えるわけです。それについてどうですか、教育委員長、私の今の考えに対して市の考え方、教育委員会でどのような計画を協議されていらっしゃるのか、それを聞いてみたいと思います。 ○教育委員長(松元國治君)  今の議員がおっしゃるようなことは、よく意味がわかるわけですが、先ほどから申し上げておりますように、重要文化財千二十九点ということです。なお古墳とほぼ隣接しておりまして、まずそこのところをある程度保存の状況をあれして広く市民にアピールすると。  古墳につきましては、島内だけに限らず、市内まだほかにもありますので、そこらあたりも含めて今後の検討課題だなというふうには思っているところであります。 ○十三番(宮崎和宏君)  今教育委員長、それぞれのいろんな計画で立てていらっしゃるのかと思いますけれども、この前資料をいただきましたよね、図面のこの一画。島内の古墳の一画なんですよ。これを見たときに、このうち何十カ所で出ているんじゃないですか、墓の中から。それを集めたやつがその中の重要文化財のものがあった。一カ所の墓じゃないでしょう、出たのは。全部今まで集めた中で、その重要文化財に指定されたのが出ている。さっき言われた出たところに何とかしたと。全部できないじゃないですか、ですよね。  だから、やはりこれをどこかわかるようなところで、この東の角地の今あるところのその一画をちょっと広げてでもいいし、今のまま整備しても私は結構展示館ぐらいはできるんじゃないかなと。公園ができるんじゃないかなと。金はかからんと思いますよ、そこにするとすれば。私はそう思うんですが、私の考えはどうですか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  今回お願いをしておりますのは、地下式横穴墓を再現をすると。そしてそこに今中の人骨を復元して、あるいは装飾品を展示して上からのぞき込めるような形の覆い屋を考えているわけでございます。今議員さんがおっしゃる古墳のほうには、そういった地下式横穴墓群が発見されておらないものですから、今発見されておる地下式横穴墓群のほうに建てて、それを上から見ていただくという計画でおるところです。 ○十三番(宮崎和宏君)  さっきからそう言いますけれども、今の県の指定のあの古墳、あの看板、それで出土しているんじゃないですか。かぶとやら、何ですか、何点か、百点ぐらいあの一画で出ているということで、私も行ってみたんですよ、その看板を見て、何が出たんだろうかと思って。かぶとじゃないですね、かぶとは二点ですね、短剣ではないですね。何と読むのかわかりませんけれども、四点とか、その他いろいろ百点ぐらい出ていると看板に書いてあります。昭和八年に指定している場所なんですよ。  恐らくその古墳の下をもう一回きれいに整理してもう一回掘ってみたらそれ以上のまだ珍しい出土品があるかもしれないじゃないですか。そこらあたりをもう一回最初から調査し直せばまだまだ特別古墳をつくらんでも、そういうのが見れるような状態にはできるんじゃないかなと思うわけです。  西都原の古墳というのは、横から入るようになっていますね。観光用に。ああいう形もできるんですよね。上からのぞかんでも、横から入って一応展示できる場所、建屋を建てんでもできるんじゃないですか。建物を建てないでもその古墳の一画に地下にそういう施設は表示はできると思うんです。西都は全部そうしたんですね、西都原古墳は、横から入ってその回りにそこから出た、それこそ看板展示してあるじゃないですか。そういうやり方も考えたほうがいいんじゃないかなと私は思うわけですが、どうですかね、教育委員長。 ○教育委員長(松元國治君)  おっしゃることはよくわかるんですが、先ほど課長が申し上げましたように、横穴の墳墓という部分については、非常に今度出たところは大変特殊な墓でありますということで、決して古墳をおろそかにするというようなことではございませんで、今後の課題としては、古墳のほうも検討していく必要があろうかというふうには思っているところであります。とりあえず、今回につきましては、その一画を百三十カ所ぐらいやっているわけですが、ただ、これは土地所有者の善意によるあれですから、一応掘ってまた埋め戻してお返しするということで、その代表的なところを一カ所そういう形にしたいということであります。 ○教育長(萩原和範君)  今回出たのが地下にえびの市の場合の、今で言えば墓でございます。西都原古墳群は、前方後円墳、あるいは円墳、地上の上のほうに建てて、そしてそこから横穴で掘ったということで、西都原、あるいはそういったところについては、道そのままで入れていく。しかし、うちの場合は、地下の下に掘ったものでございます。だから、上からのぞかないといけないということで、現在島内は全て約千基あるとされていますけれども、そういうものでございます。それで今出たところに覆い屋をし、上から見るという感じでないと見えないという状況がございます。  西都原等も出たところにそれを建てているということでございます。だから、外から持ってきたものをあそこにしたものでもございませんし、そのところをそのままちゃんと保存をするというのが基本的というのが普通でございますが、宮崎議員がおっしゃるのも非常に集中してやるのも、今後の観光とかいろんな面で考えた場合、一極集中のほうがいいのではないかというお考えではないかという気がしたわけでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  話はよくわかりました。しかし、今古墳が一基残っているでしょう。昔は看板を見たらああいう古墳が何本もあったみたいですね、あの回りに。あの一基だけ残ってそこから出土したものをあそこの看板に展示してある、書いてありますよね。やはり昔はああいう古墳が何本もあの回りにあったんじゃないかなと想像できますよね。昔本当に五世紀中期から六世紀と書いてありますから、かなり古い墓ですよね。それだったら、今残っている中をそんならもう一回調査してそれをやる方法も一つあるんじゃないかなと私は考えるわけですよ。調査して今残っているやつ。全然市としては中については調査していないということですので今出たのは個人の畑、そこでいろんな作業中に仕事するときに陥没して、その下に墓があったということが回りいっぱいありますよね。  そんならもう一つ、この一画にどこからどこに出たというのを、何かわかるような標識、何もないですよね。どこから出たのか、どこからどんな品物が出たのかと。ただ普通の畑ですよ。やはり最低その畑の一画に地権者の人に相談して、角っこでもこういうのはここから出たんだというような標識ぐらいは立てるのは簡単にできるんじゃないかなと思うんですけれども、まずそれはできないですか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  今まで約百三十基発掘が終わっております。先日議員の皆様方にもこういった冊子をお届けしていると思います。この三十九ページを見ていただきますと、今までの百三十基の添付図がおおむね位置として落としてございます。ただ現場におきましては、現に耕作者がいらっしゃいますので、畑の中には立てていないところでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  これはわかります。畑のまん中にはなかなか立てられませんけれども、この一画にここで、あぜでもいいじゃないですか。その境界のところでも、全部立てられんですよ、百何基もとてもじゃないけれども、その主なものを標識、わかるぐらいの標識だったらできると思うんですが、どうですか。教育委員長、そのぐらいだったら簡単にできると思うんですけれども、小さい標柱ですよ、小さいの。 ○教育委員長(松元國治君)  島内につきましては、埋蔵文化財包蔵地として従来から土地所有者には御理解をいただいておりまして、陥没の際は、善意による連絡をしていただいているところです。  今議員のおっしゃることはよくわかりました。どういう形でそれが提示できるものか、今後教育委員会で検討させていただきたいというふうに思っております。 ○十三番(宮崎和宏君)  こうして私が言いたいのは、やはりその重要文化財、非常に多くのえびの市の誇りでもあります。宝でもあります、それを守る今度は義務があります。保存する、守っていく義務もあるんじゃないかなと思っております。これを何とかして市民の人たちにみんな周知してわかっていただける、そして協力をもらうところはもらうそういう形でないといけないんじゃないかなと考えるわけです。  それではもう一点聞きますけれども、今度は畑のほうに民有地に土地を相談して、そこに公園、古墳の横穴式の地下式古墳をつくると、展示すると言われますけれども、それでは今ある場所、あれをどうするんですか。あれはそのままですか、今ある場所ですよ。あれはある程度形はできていますよね、あの一画、残っているんですよ。きれいに昔の形跡あります。鳥居もあります。  けさほどちょっと行ってみたんですけれども、そのままですね。昔の地区の人たちの相撲をとっておった土俵の跡もまだ残っております。すぐわかるんですよね、一画が昔のそういう地域の人たちの祭り等の場所であったと。そしてまた隣に古墳がある。何か神聖な場所ですね、あそこに行ったら、こんもりとして。やはりあれはあれを生かしたままそこの一画をそうしたほうがいいんじゃないかなと。わざわざ畑のまん中に建物をつくって、そこにいろいろするよりも、今の回りのほうが金もかからんのじゃないかなと私は考えるわけですけれども、どうですか。もう一回教育委員長、私の考え方、また教育委員長、教育長の考え方を聞きます。 ○教育委員長(松元國治君)  古墳につきましては、あの鳥居等もある意味ではちょっと危険なと言いますか、ちょっと崩れかかっていますが、そのことについても、今社会教育課のほうでは取り組んでいるところでありますし、除草などもあそこのところをやって、今後あれはある程度どういうふうな形で展示できるのかということで、検討を今後していきたいというふうに思っているところであります。 ○教育長(萩原和範君)  今回建屋をつくるというところと、今議員さん御指摘の古墳は、五十メートルも離れていないぐらいでございます。だから、かえってそういうわざわざ向こうにというよりも、出たところにそのまま角っこでございます、まん中ではなくて、ちょうど隅っこと言いますか、そういう場所から出てきますので、そこに建屋をつくる。そしてそこは向こうのほうはちょっとした公園になっております、今御指摘の古墳のほうはですね。そういう流れからも非常にいいのではないかなと思うわけでございます。
     今後、今委員長が言いましたので、今御指摘の古墳等についても、今後協議し、そしてどうしていったらいいのか、また教育委員会なりに考えていきたいと思っております。 ○十三番(宮崎和宏君)  大体計画としてはわかりましたけれども、これは提言として私の考え方、あの今の古墳の一画をちょっと広げてその一画につくれば、本当に最初から公園という、今形がわかるわけだから、人に親しみも沸いてくるんじゃないかなと考えておりますので、そのあたりについては、また教育委員会あたりで協議していただきたいと思います。  それでは、最初言いました、今回一千二百九十万円か、その予算、それはいつごろ、土地買収費だけの予算であったわけですかね。地権者の相談がまだ今のところできていないというような話ですけれども、どうなんですか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  当初予算で一千二百九十万円認めていただいたわけでございますけれども、内訳としましては、用地費、建屋をつくる工事請負費、そしてあと敷地内にまだ四基墓があることがわかっておりますので、その発掘作業に伴う賃金、そして鑑定に来ていただく鹿児島大学の先生の謝礼、報償金、そういったあるいは設計に伴います覆い屋建設に伴う設計委託料、そういったもろもろを含めまして一千二百九十万円予算措置をしていただいたところです。 ○十三番(宮崎和宏君)  やはり今からまた発掘して、その回りにまだあるから発掘して云々といったらまた何年先になるかわからんじゃないですか。私が言いたいのは、せっかくこういう一画に出てきている場所なんだから、今その公園、古墳があるあの一画に簡単でもいいから回りを整備すれば一、二年で私は絶対できると思うわけです。それは計画だから、今からいろいろ協議していただければそれで結構かと思います。  それでは、最後にこっちに聞きますけれども、ここに行きます。さあどこからどう行ったほうが一番近いと思いますか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  一番わかりやすい入り口というのは、国道から王子原野球場に今新しい道路が入っております。王子原野球場の手前に原田踏切というのがございます。そこを左に曲がっていただいて、ずっと上島内のほうに、東のほうに直進していただいて、途中から今度は北側に、下島内のほうに向かう上下島内連絡線という道路がございます。それに乗るのが一番わかりやすい道路だと思っております。 ○十三番(宮崎和宏君)  それは確かに道路はありますよね。私もけさちょっと早かったから、見て言わんとなかなか通らないかなと思ってけさ行ってみたんですよ。前は下島内のほうからあっていました。わからなくて、二回ほど聞きまして、畑へ出ている人にどこですかと聞いてやっとたどり着いた。きょうは、今課長が言われるように原田踏切から左のほうへ行くと。行ってみたんですね。まっすぐ東に行くほうは舗装されています。それからどの筋を左に曲がっていったら、今ある古墳の場所に行けるかと、わからんですね、初めての人は。道路も狭い、一部舗装している。昔の本当の簡易舗装みたいな感じで、回りは草が生えています。初めて行った人はまずわからないと思うんですよ、今ある古墳の場所さえ。  それで今度の今の計画によってこの道路をまず整備しないといけないですよね、わかるように。先ほど課長が言われたように下島内、上島内の連絡道路と、これをその島内から下から上に上がるところ、まっすぐ行けば近いんですけれども、あのちょっと坂がありますよね。西境川の橋を渡ってそのまま狭い、狭いですよ、あそこは。交差できないぐらいの道路ですね。あれが連絡道路という道路なんですか。  しかし、上に上がっていっても畑ですよね。上島内には線路があるから行けない。線路の向こうの集落の山麓線のほうには行けないじゃないですか。そこらあたりはしっかりこれをやはり道路の整備をしないと何ぼ立てても意味がない、わからないと思うんですけれども、これについては市長、どうなんですか、そういう教育委員会から上がってきたときの道路整備等については、えびの市としての考え方、どうでしょう。 ○市長(村岡隆明君)  現在、今回当初予算で反映いたしました部分の建設に関して、道路拡幅等の要請は教育委員会のほうからも来ておりませんけれども、当然建屋ができれば見に来る方々もいらっしゃると思いますので、現在の道では少し狭いのかなと、拡幅する必要はあるのではないかというふうには考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  これは市長、建屋ができてからでは遅いんですよ。できたときにはもう道路ができていないと、そうじゃないですか。やはり建屋と建物と道路が一体となっていかないと、建物ができました、予算がありませんから一年後にやります、それではだめです。やはりあれだけの場所、結構距離もありますので計画的に整備していかないと、そのときに絶対間に合わないと思いますが、どうなんですか。 ○市長(村岡隆明君)  市内全域の市道の拡幅については、年次的に計画を持って行っておりますけれども、今回の教育委員会部局の整備によってということでありますので、教育委員会と十分相談をさせていただいて、検討していきたいというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  今市長のほうから前向きな答弁であります。これはぜひやはりここを整備するのは非常によいことです。それについてはまず道路から、狭いところは広げないけない。そこらあたりを教育委員会としっかり協議していただいて、早急にやはり市長部局のほうに、やはりここらあたりは一体となって協議をして進めていかないと、なかなか進まないんじゃないかと思っております。  それでは、最後に聞きますけれども、この計画については、大体何年ぐらいの計画、その設計、計画図というのはいつごろできるんですか、計画といたしましては。 ○社会教育課長(木村哲也君)  今回の建屋については、二十五年度、単年度を予定しておりますが、先ほど来お話申し上げておりますように、約千基墳墓が推定されております。ただ今の時点では約百三十基程度しかまだ調査が終わっておりません。したがいまして、大多数がまだ未調査でございます。そういったことから、まだ島内古墳群の全体像がまだつかめていないところでございます。ある程度発掘が進みまして、全体像がつかめればまた新たな、先ほど教育長が申しましたように、観光面での利用ですとか、新たな活用も見出されてくるのではないかなというふうに考えているところです。 ○十三番(宮崎和宏君)  今課長のまた説明では、今から発掘がまだ終わっていないから云々と言われますよね。それだったら、もう二十五年度から一年かけて発掘をまず済ませてから最後の仕上げとして、そういう建物、展示する建物をするべきと私は思いますけれども、同時に進める予定なんですか。建物を先に建屋を建ててからまた発掘する予定なんですか、反対じゃないですかね。発掘を済ませてから一年かかっても、二年かかっても、完全に発掘が終わってから、その展示する展示館建設は整備するべきと私は考えるんですが、どうですか。 ○社会教育課長(木村哲也君)  今回予算をお願いしましたのは、先ほど来申し上げておりますように重要文化財に指定をされたと。それを記念してと申しますか、それを契機に今回地下式横穴墓群を復元すると。そして市民の皆様方に広く周知をするということで取り組まさせていただいております。  また、発掘が全部終わってからしたらいいんじゃないかといったようなお話でございますけれども、相当時間もまだかかります。そして年間限られた予算の中で、先ほど千二十九点と申しましたけれども、まだ約三百点ほどしか保存処理ができておりません。残りの七百点についても、今後年次的に保存処理をしていくという経費等もございます。そういったことから予算的なことも考えまして、今回二十五年度の墳墓一基復元するという予算をお願いした次第です。 ○十三番(宮崎和宏君)  これは私の考えとちょっと教育委員会の考え、ちょっと違うかなと。これはずれておると思うんですよね。発掘をしながら展示館を建てて、同時進行で。それだったら今先ほど教育委員長が言われました、今の古墳の跡、公園のところから五十メートルぐらい離れたところに建てる予定、そこは墓が出たところだからということでありますけれども、今から発掘するものがまたそれ以上のものが出るかもしれない。それが出たところにあくまでもそこにこだわらんでもいいんじゃないかと私は思うわけです。だから、私がさっき言うような、今現在あるあの公園、少しなっている古墳、あの一画を広げてあの一画につくったほうがいいんじゃないかなと私は言いたいわけです。これはそれで結構です。これから何とかしてすばらしい島内古墳の回りの整備が進むことを要望しておきます。これについては一応島内古墳については、これで終わりたいと思います。教育委員長、御苦労さまでした。  続きまして、通告してありますコミュニティバスについてを今から一般質問させていただきます。  この案件については、昨年十月から東部地区の試行運転いたしまして、今回また西部地区を試行運転やっておりますけれども、これについては、東部の本格運行というのがいろいろこれではいけないということで、その分だけ取り下げられた問題、なかなか難しい問題でありますよね。ここに通告しておりますよね。それでは、まず基本的には、そのコミュニティバスを利用する対象者が何人いるかということを私は一番疑問に、何人ぐらいいるのかというのを、まずそこを把握しないと予算の立てようもないじゃないかなと思うわけです。  だから、いろんな我々討論会等の中でもこれが議案になって、今回はこのコミュニティバス運行についての一つの討論の議題としようということで、この前も政策討論会あったわけですけれども、議案としてやはりこの問題に絞ってよりよいコミュニティバス運行、移動手段を持たない人たちの一つの事業として取り組むべきということになったわけです。  それではまずお聞きしますが、書いてあります、移動手段を持たない人何人ぐらいいらっしゃいますか。それで資料をいただいたわけですね、担当課から。大体予定として、それでは聞きますよ、資料ありますけれども、予定として何人ぐらいと想像されますか。 ○企画課長(園田 毅君)  コミュニティバスの利用予定者につきましては、それを把握するために実証実験運行を行う計画でございますが、議員から要求がございました移動手段を持たない方につきまして、目安として運転免許証の保有状況で見ますと、六十五歳以上で運転免許証を保有されていない方は、三千五十九人おいでになるようでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  これは免許証を保有していない六十五歳以上ですね。確かに三千人余りの人が免許証を持っていない方、この中にはいろいろまだ調査しないといけない部分があると思うんですよ。この中にはもう高齢になって施設に入っていらっしゃる方、寝たきりの人、いろいろあろうかと思います。とても出れる状態でない。自分で病院に行けるような人でないという人も結構おるんじゃないかなと。やはりこれをこれだけ六十五歳が三千五十九人、免許保有者、免許証を持っている方があるわけだから、これを絞り込んで、もう一回正確な、ほぼ正確な人数をやはり確認、把握していかないと、するべきと私は思うんですが、どう思いますか、市長の考え方。 ○市長(村岡隆明君)  コミュニティバスの利用者がどれぐらいいるのかという御質問で、現在今担当課のほうからは、住民基本台帳人口の六十五歳以上のうち、免許保有者数を引いた数字が三千人ぐらいということで、当然この中には、バスにも乗れないような方も含まれているというふうに思っておりますが、コミュニティバスの対象者ということを考えますと、子どもたちであったり、お母さんたちであったり、利用対象ということを考えれば、まだ枠は広がるのかなと。その中で、実際このコミュニティバスの路線の状況であったり、いろんな金額の問題であったり、時間のタイミングであったりということで、実際走らせることでどういった方が利用されてくるかがわかってくると。現時点で利用対象者ということを考えると、なかなか絞り込みが難しいと言いますか、逆に全ての市民がその対象にはなっているというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  これは、先ほどから市長はいろんなたびに子どもたちといろいろ言われますよね。子どもたちの学校というのは、普通徒歩で学校へ行くのが基本ですね。遠いところは自転車通学、認められていますよね。それもいいと思うんだけれども、こういう子ども全体を対象にしたコミュニティバスというのは、なかなか私はできないと思います。ある程度の人数を把握して、それに対してどれぐらいの財政的に負担できるか、市のほうは負担できるかと、そこも考えないといけないわかではないですか、予算の立て方、そこに出てきますね。大体の人数を把握しないと、予算の計上も難しい。足らないところは本人負担としないといけないわけじゃないですか。やはりそこから、私は本格運行については、時間をかけても、やはり調査して本格運行を始めないと、悪かったから途中でやめるというわけにいかないと思うんですよ。そこらあたりについてどうですか。 ○市長(村岡隆明君)  ただいま答弁いたしましたとおり、なかなかデータでバスを利用される予測というのがつかない部分もございますし、そのコミュニティバスを利用される方がどこの地域に何人いらっしゃるかというようなこともなかなか把握ができないと。今免許証を持っていない方の数を申し上げましたが、これはデータとして市内の中にこれぐらいいらっしゃるということで、この地域に何人いらっしゃるとか、車を持っていらっしゃらないというようなデータがなかなか集めることができないものですから、やはり実証運行をしながら利用者の精度を上げていくということで、計画に反映していきたいというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  なかなか正確にできないというのは、やろうと思えばすぐできないじゃないですか。今自治会制度を利用して、各班長さん、自治会長さんに言っていただいて、班長さんあたりから多くても三十軒、一つの自治会ですね。二十、三十軒の範囲内だったら、調査しないでもみんな言えますよね、あそこの家庭は車乗れない、あの人は乗れない。車がないとか、一人暮らしとか、すぐにまず調査をすれば、そういう正確な数字が、人数が私は出ると思うんですけれども、どうなんですか。 ○市長(村岡隆明君)  現在の福祉タクシーの利用につきましても、民生委員の方々の御協力をいただきまして、七十五歳以上でそういった非課税世帯の皆さん方でということで、調査を御協力をいただいてデータがとりまとまっておりますので、そういったことであったり、時刻であったり、停留所の場所であったり、料金であったり、そういったことを細かく提示しながら、今回西部地区におきましては、事前に自治会長さん等ともそういった打ち合わせをしながら停留所の場所等も設定させていただいておりますので、東部線よりは精度の高い情報が得られるのではないかというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  やはりこの問題についても、市民全体がこの移動手段における体制をつくっていないといけないですね。今路線ですね、巡回と郊外線、いろいろありますけれども、それでは、その下でまた聞きますけれども、人数がある程度決まって予算、さっきも言いましたけれども。  それでは、もう一つ聞きますけれども、東部地区の、今でも西部地区も必要だろうと思いますけれども、大体一回乗ったら三百円設定しました。この三百円の設定というのは、何を基準にして三百円というのは設定されたものですかね。 ○企画課長(園田 毅君)  東部地区の実証を行うときには三百円と設定いたしましたが、それは近隣の状況等を参考にいたしまして、最終的にえびの市地域公共交通確保維持協議会のほうで合意を得たものでございます。なお、今回西部地区を予定しておりますのは、大人では二百円ということに引き下げたところでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  今課長が、これはまたおかしくなるんすよね。根拠がないと、東部地区は三百円だった、今度は何でそんなら西部地区は二百円でするのかと、基準は何だったのかと。最初の三百円は近隣の今コミュニティバスの大体その料金に合わせてやったと。何も根拠がない。隣のまちがそういう設定をしているからそれに合わせてやった。今度は東部地区をしたところ、乗車率は非常に少ない。平均して〇・四人というさんざんな結果が出ております。それは料金が高かったから乗り手が少なかったのかとしか考えられないですね、今回二百円に一百円下げたというのは。この協議なんですよね。やはり難しい問題がたくさん出てきます。料金の設定からいろんなまた便利さ、公平性、出てくると思うんですよ。  それなら、先ほど課長が二百円にしましたと言いましたけれども、その二百円にしたのはどういうあれで一百円下げて西部地区を実証運行していくんですか。 ○企画課長(園田 毅君)  東部地区の実証運行を検証いたしましたときに、やはりちょっと三百円では高いのではないかという声もございました。また実証実験運行でございますので、それをやはり反映して、今回は二百円にしてまたその利用者の状況を見たいということで考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  それではもう一つ聞きますけれども、このコミュニティバス本格運行になったときに、大体市の財政的予算というのは大体年間どれぐらいだろうという計画を立てていらっしゃるのか。やはり本格運行すれば大体これぐらいかかりますよと予算を計上しないといけないと思うんです。いいですか、えびの市全体を本格運行したときに、大体予算的には幾らぐらい必要になってくるのかと、そこまで検討していらっしゃるか、していらっしゃったら答弁願います。 ○企画課長(園田 毅君)  市内をほぼカバーする形で運行する場合、巡回線が三路線、それから郊外線が十一路線程度必要ではないかと考えております。巡回線を一日四便から六便、それから、郊外線を週一回でございますが、一日四便と仮定いたしまして、経常費用を全く基礎となる数字で見たときに、例えば平均の乗者数が一名であった場合、国の補助を赤字部分で一千五十万円程度受けることになります。その場合に、市の持ち出しが一千五百五十万円程度、仮に三人であった場合、これは二百円で計算しておりますが、国の赤字部分にかかる補助を差し引きまして一千二百万円程度となります。利用者数でかなりかわってくると思います。 ○十三番(宮崎和宏君)  これにつきましては、国の補助等があるから、それぐらいで足りるだろうと。恐らく全体、えびの市全域を考えたら本格運行したらとてもじゃない、そんな金ではとてもできないんじゃないかなと。そのためには、大体予想で何人乗車、これぐらいだろうで計算するんですね。それはわからんことだから実証してみないとわからないのはわかりますが、やはり本格運行するためには、最低の人数の把握、乗車率はどれぐらいかというのを計算するのは、やはりその人数です。基本になるのは、対象者が何人いらっしゃるのか。  それでは、この下に書いておりますように、これについては、三月議会でも私は言いました。福祉タクシーですね、今実際やっている、これについてはなかなか対象者、七十五歳以上ですね、これについては、今度はいろいろ制約があって、利用したくてもできない人、結構いらっしゃるんですね。前はえびの市内全域に一等親以内の人がいたらだめとか、そういうのがありましたよね。これはちょっと緩和されて、同じ区内以外だったらこれは対象になりますよと、ちょっと幅を緩やかにした経緯もあります。  それでは、この福祉タクシー対象者は今何人、これはしっかりわかっていると思うんだけれども、何人ですか。 ○長寿介護課長(大木場操君)  福祉タクシーの利用者につきましては、対象年齢が七十五歳ということでございまして、その中で現在利用されている方が六月一日現在で五百三十九名となっております。 ○十三番(宮崎和宏君)  七十五歳での対象者、五百三十九人しかいない。少ないじゃないですか。対象者と私は言ったんですよ。 ○長寿介護課長(大木場操君)  対象者でございますが、現在四千六百七十二名の七十五歳以上の方がいらっしゃいます。 ○議長(蔵園晴美君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前 十時 四十分                     開議 午前 十時 五十分 ○議長(蔵園晴美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○長寿介護課長(大木場操君)  大変申しわけございません。私の説明不足でございました。  一応市内には七十五歳以上の人口は四千六百七十二人いらっしゃいますが、この中で福祉タクシーの対象者というのは、数は把握できておりません。これは申請主義でございますので、民生委員さんを通じて申請が上がってくる申請主義でございます。そういう関係で、その七十五歳以上の中に、条件等に合致している対象者が何人いらっしゃるかというのは、把握できていないところでございます。(発言する者あり)  その数が先ほど申し上げました五百三十九名でございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  今課長が言われました五百三十九人というのは、実際発行している人数ですね。それで申請されて、それに該当しない人、何人いるんですか。申請して該当しなかった人、いろんな要件がありますので、恐らく何分の一しか該当しないと思うところもあると思うんですけれども、申請はどれぐらい出たものか。 ○長寿介護課長(大木場操君)  今ちょっとここに資料を持ってきておりませんので、後ほど説明申し上げます。 ○十三番(宮崎和宏君)  これは、私が何でここまで聞くかといいますと、この福祉タクシー、非常にいい制度ですよね。ワンメーターの五百六十円を月に二枚、そして今その中で、先ほど人口的には四千六百何十人かいらっしゃいます、七十五歳以上の方。やはりこれもコミュニティバス運行についても、やはりここらあたりのしっかりした調査においてやっていかないと、その正確な人数の把握というのはできないわけですね。だから、私はそこをしっかりしなさいと。  そして三月も言いましたけれども、福祉タクシー制度、非常にいい制度でありますけれども、これは余りにも制約が厳しいところがあって、利用できない人が恐らく三分の二以上いると思うんです。そこらあたりも一緒に同じ移動手段でありますので、一緒に協議してやっていけば、それ以上にいい結果が最終的には、ほぼいい結果が出るんじゃないかなと思うわけです。  そこで聞きますけれども、私が今言ったこういうこと等について、今回これから福祉タクシー関連の協議とこのコミュニティバス運行の協議、私が言ったこと等について協議する考えはないものですか。 ○市長(村岡隆明君)  前回の五月の臨時会でも御答弁いたしましたけれども、当然地域公共交通ということを考えますと、試行運転はしていきますけれども、この福祉タクシーの利用の幅をどういった形で広げていくのか、そういったものも同時に検討させていただきたいというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  それでは、もう一つ肝心なところを聞きますが、三番目に、バス路線から外れた地域、絶対このバス運行では外れた地域が必ず出てきます。その人たちの対応、移動手段等については、どのような考えを持っていらっしゃるんですかね。 ○市長(村岡隆明君)  現在の宮崎交通のバス路線に関しましても、利用される方は限られているというふうに思っておりますが、今回コミュニティバスを現在計画している全ての運行系統に走らせると、ほぼ市内平均的にはサービスを提供できるかなというふうに思っておりますが、当然バス停から遠いところであったりというのは当然出てまいりますので、基本的にはそういった格差がないようにということで進めておりますけれども、タクシー利用事業と現在は福祉ということで七十五歳以上で非課税でというような条件を絞っておりますけれども、そういったことも検討していく必要があるというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  やはりこれも一つの基本ですよ。最初考えていかないと、やはりえびの市民の公平さを考えたときに、そのバスが通らない地域等については、非常にまた今度は市民のほうから不満も出てくると思いますよ、これは一番肝心なところですよ。だから私も三月議会でも提言いたしましたように、この下に巡回バスとタクシー、併用して考えていったほうがいいんじゃないかと。  そしてこれは今デマンド交通と、市長もよくわかっていらっしゃるかと思いますけれども、幹線道路、市街地はそのコミュニティバス巡回、間に合うかもしれない。郊外、また地域のバスが行けない場所等については、タクシー、デマンドというのは利用は要求があったときに行く、電話があったときに行くという意味らしいんですね、利用と要求と書いてあるようでありますけれども、そこらあたりを考えて、これから真剣に考えて来年度に向けてやはり協議をして万全に近いところで移動手段については、考えるべきと思うんですけれども、どうなんですかね。 ○市長(村岡隆明君)  東部線につきましては、デマンド型で運行させていただきましたけれども、予約の電話が手間をとるというような御意見であったり、利用がしづらいということで、西部地区の実証におきましては、定時刻での運用を実証をいたしますけれども、そこにそのコミュニティバスへのタクシーのつながりといいますか、そういったところ等も当然考えていかなくてはいけないというふうに考えておりますので、当然西部地区の実証運行の中で、やはりデマンド方式に戻したほうがいいとか、そういった方向性もあるかもしれませんので、十分精度の高い情報を集めていきたいというふうに考えております。 ○十三番(宮崎和宏君)  やはりこれはデマンドをしたら、電話があったらタクシーだからすぐ行きますよね。それもこれをすることによって路線から外れた地域もカバーできます。だからそれはぜひ検討してほしいと思います。これについて、まだこれから急がないでもいいと思うんです。万全な形で来年度に向けてやっていただければいいかなと思っております。  これについては、一応これで終わります。  それではもう一つ、道路行政、今回私も所管の委員会ですので、担当課でいろんな話を聞きますけれども、今回京町駅前地区から現道拡幅の陳情が出ております。委員会としては、平成十六年ですか、一回出て全会一致で採択された案件でもあります。これを今回また出ております。  しかし、委員会ではこれは簡単にあれはできないだろうと、聞き取り、いろんな調査の必要があるだろうという考え方で、今委員会では継続でやっておりますけれども、まず基本的に今県が打ち出している京町温泉駅を横切って今の道路に、国道につながる計画案が出ておりますよね、その案について、市として、えびの市長としての考え方、どうなんですか。市長はやはりこれではいけない、これでいいと、これをせんといけないという、地域の人たちにそれを説得できる材料があれば市長の考え方をお聞きしておきます。 ○市長(村岡隆明君)  ただいま御質問がありました県道小林京町線の計画につきましては、県のほうといたしましては、県道改良ということで、えびの市といたしましてはまちづくりという観点で、県と共同して進めております。これまで京町地区道路懇談会を四回、京町まちづくり懇話会をえびの市主催で七回、京町地区都市計画道路検討委員会、これはえびの市主催で三回行っておりまして、二十四年八月の住民説明会で京町地区道路懇談会で現在の推奨案ということが決定いたしましたので、私たちとしては、この案が一番京町の皆さん方に支持されている路線だということで計画を進めてまいりましたけれども、今回三月十二日付で早急に現道拡幅で着工をすることを求める陳情書が市議会のほうにも出されたということで、現在県と一緒にその陳情書の皆さん方へ理解を求めるべく対応しているところでございます。 ○十三番(宮崎和宏君)  理解を求める、それなりのどういう意味で署名された皆さん方に理解を求めるのか。やはりその地域の人たちの意見を一番重視して改良をこれからを進めていかないとと私は思うわけです。まちづくりもいいかもわかりませんけれども、まちづくり、なかなか簡単にいかないところですね。道路だけではまだまちづくりはできない。今京町温泉なかなか活性化にもう一つ遠いところがあるようであります。こういうことを聞きまして、これから最善なそこの問題は簡単には私はできない。市長の考え方次第では、まだそういうふうにできない。これからまた時間がかかればこれもまた県道改良のほうがおくれる可能性もあろうかと思いますので、これは地元の人たちと慎重に話し合って決めていただきたいと思います。  もう時間が過ぎましたので、これで私の一般質問は終わります。ありがとうございました。 ○長寿介護課長(大木場操君)  失礼いたします。先ほど宮崎議員さんから質問がありました。申請者数と非該当者数を報告したいと思います。  平成二十四年度が申請者が六百四人ありまして、そのうち非該当者が三十二名いたということでございます。  それと平成二十五年度が五百六十一名申請がございまして、そのうち九名が非該当となったということでございます。 ○議長(蔵園晴美君)  次に、十番井川原志庫男議員の発言を許します。井川原志庫男議員。 ○十番(井川原志庫男君)  それでは、ただいまより私の一般質問をしてまいりたいと思います。  九月が改選ということでございますので、私の議員生活最後の一般質問をさせていただきたいと思います。体のほうが難聴ということで、いろいろ健康上いろいろ問題がございますので、九月から体力づくりにまい進して農家のほうで頑張っていきたいと思います。いろいろ皆様方には御協力をいただきまして、私も言いたい放題のことを申し上げたかもわかりませんけれども、今までの市長をはじめ執行部の答弁を聞いたり、そしてまたいろいろときょうの議案提出の問題とかいろいろ見てみますと、もう少し執行部のほうもしっかりしていただかないと、果たしてえびの市はどうなるんだろうと非常に不安でたまりません。  やはりちゃんと執行部をはじめ職員も危機感を持った議会運営並びに行政サービスにまい進できますように大いに頑張っていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。  今回は、財産管理ということで通告をいたしておりますが、いつも財産管理、財産管理で、今回もまた財産管理ということで、法定外財産の関係について急遽岡元地区の関係について、いわゆる条例事項でもちゃんとした管理に対する取り決めがなされておりますから、これについていろいろ今後の農道のあり方、いろんなものを含めて質問をしてまいりたいと思います。  ます最初に、まず岡元地区については、地籍調査が終わって三年になっておると思います。そこで消防署詰所から南の農道について地元の住民から現状と図面とのいわゆる食い違いがあるということで、再調査をするよう法務局のほうにお願いがなされた。そしてその中で、法務局としては修正図面を提出するようにということで受理され、そしてまた地元住民の立ち会いの中で、そしてまた修正図面の作成に当たられたと思います。そういう中で、まず修正図面以前に三年前にさかのぼって、いわゆるこの法定外財産に対する立ち会い、これはどのようになっているのか、どのような形で立ち会いがなされているのか、まずこの点についてお尋ねしたいと思います。 ○建設課長(森 賢君)  国の権限移譲によりまして、平成十七年から法定外財産の管理につきましては、建設課所管となっているところであります。例えば、開発行為、宅地造成等に隣接する法定外財産との境界立ち会い、また法定外財産の占用許可、払い下げ申請等の事務も行っているところであります。  当然地籍調査における法定外財産の財産管理に伴う境界立ち会いについては、建設課の職員が立ち会い作業をその都度行っているところですが、聞くところによりますと、この現場におきましては、この農道を挟みまして、左右が同一の土地所有者がほとんどであったために、机上でこの地籍調査を行うということで関係者の理解を得たということで、建設課の職員は立ち会いを当時は行っていないということです。 ○十番(井川原志庫男君)  それでは市長、法定外財産というのは、市長御存じかと思います。農道、そして水路、排水路、ため池、赤道、里道等があると思うんですね。そうしたときに、農道の位置づけというのは、いわゆる条例上でも示されてあると思いますね。やはり保全に管理者としては努めていかなきゃならない、これが第一の目的であります。  そこで、この現場において農道がまずなくなっている、こういう状況が発生していますよね。そうしたときにこの農道というのは、市民の生命と財産を守る、これは行政の役割ですね。そうしたときに管理者として徹底してやはり立ち会いでも責任を持って図面上の状況と照らし合わせながらやはり参加をされて、そしてその中で線引きをすると。これがやはりえびの市長として、市民の生命と財産を預かる、また住民サービスにおいても、特に農業の場合については、農地を耕作する上で一番重要なことなんです。袋地が発生しているんですよ、ここに袋地が。  こういう状況の中で、やはり農家の方は困っていらっしゃる。袋地だけじゃないんですよ。今度は逆に条例事項でもいろいろ、第五条の関係とかいろいろありますけれども、しかし、この中で占有されたり、いろんな関係が発生しているんです、無許可のが。無許可で占有されて勝手に利用している。そういう問題も発生している。果たして行政財産として市長、市長を初め財産管理者として、この今の現状についてどのように考えていらっしゃるのか、まずお尋ねしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  本来であれば農道幅二メートルということで境界があり、管理を十分するべきところでございますが、今議員おっしゃったように、農道の道が狭くなっており、農道以外の目的で使用されている現状になっているということで、えびの市としては十分な管理ができていなかったというふうに考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  えびの市としては、十分な管理ができていなかったということですよね。私、財産管理関係について、この前は南木場の関係、そしてその前は行政財産として建設課所管の市道の関係ですよね、こうして質問してまいりました。ここだけの問題じゃないんですよ、市長。法定外財産だけの問題じゃない。全てがちゃんとしたここの問題についても、先ほどありましたが、平成十七年度に国から移管され、そしてまたその中で、今度は市に所有権がもう直っているんですよね。だから、財産管理者として市長、やはり市民の財産ですよ。だから公有財産ですよね。だからそういうことを考えれば、ちゃんとやはり立ち会いについても、参加をさせて、そしてちゃんとしたここの場合については、二メートルでちゃんとした図面上あるわけですよね。これが現状と図面と違っていたということで、そしてまたこの前の地籍の中でちゃんと線引きがなされなかった。だからこんないいかげんなことを参加されなくて、出席されなくて、やはり市民の財産に対してちゃんと位置づけをつくらないといけないわけですよね。そういうことがなされない。これはここだけの問題じゃないですよ。  だから、先ほど私の質問に対して課長の答弁がございましたが、やはりこのときは最初参加はしていないと、こういうことですよね。だから、今度は職員に対しての意識、市長、よく聞いてくださいよ。やはり職員がやる気があるのかないのか。こういう事業が入る、こういう事業が入ることによってどういうことをしていかなければならないのか、いわゆる職員の動機の向上を図る、市長、あなたがちゃんとそういうところについて指示をされたり、そしてまたいろいろ見本となっていろいろな教育をされて、そしてまたその中で市民のために職員が働いていけるような、住民サービスができるような体制をちゃんとつくっていかないからこういう問題が発生するんです。  だから、私が一番言いたいのは、こういう法定外財産についても、範囲が広うございますから、いわゆる地籍においても、必ずしっかりしていただいて、その中でやはり市民の財産ですから、市民の生命と財産を守る上でちゃんとやはり言い分というのは、市の側として市民サイドに立って立ち会いをしていただきたいと思いますが、どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には立ち会いを行っているというふうに思っておりますが、ここの事案につきましては、図面上で処理したということで、今後は必ず立ち会うように指導をしていきたいというふうに考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  それでは、えびの市法定外公共用財産の管理に関する条例の関係について、若干触れてまいりたいと思いますが、まずこれ占有しているんですよね、皆さん。占有されて道路がなくなっている。そして袋地が発生している。当然袋地が発生すれば民法上で通るなということは言えません。しかしここの場合は道路があった。道路があった中で占有された、占有されても、今度は、私ちょっと調べてみたんですけれども、法定外財産については、占有されても時効とかそういうのは消滅しないとこういうふうになっているんですよね。  だから、条例に従って、今度は市長が使用許可も出していない、そしてまた、失礼しました、使用許可というのは後ですけれども、今の関係についても、本人が第十二条の関係で原状回復というか、そういう状況に市として命令することができると、こういうふうになっているんですね、市長。だから、図面上で新たな図面ができて、そしてまたそれに基づいた拡幅工事もしていかないといけないと思うんですけれども、しかしなかなか難しいと思うんですよ、今の現状となっては。市が中心になって、その中でやはり対策を打って拡幅工事をしていかないとなかなか難しいと思うんですけれども、この件について、今後どういう方向で対策を講じられて改善されるつもりなのかお尋ねしたいと思います。 ○農林整備課長(竹内重治君)  農道復元につきましては、農道の法務局図面修正並びに登記等関連しまして、関係土地所有者の皆様のまとまりをもって進めていくこととなります。地元関係者から以前は通行できる農道があったと聞いております。時期や経緯はわかりませんけれども、永年の農作業などで農道が狭くなり、またはなくなったりして農地として利用されている状況であります。  農道復元に当たりましては、農道沿いにありますため池の所有者と安全対策等の協議をいたしまして、また地元関係者の協力をいただき、市としましては、原材料などの支給とか、そういった検討をしながら協働して進めていきたいと考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  農林整備課長から説明がございましたが、何回となく関係者が見えていると思うんです、建設課時代から。管理部門について、私が聞いた中では、地元の方は管理はできませんよと、こういうふうにはっきりおっしゃったというふうに聞いております。管理部門においては、いわゆる最初あの農道整備に当たって、市として財産管理をする上で、ちゃんとやはり原材料とかいろんな関係についてのやはりそういう拡幅工事に基づいたそういう部門と、そしてまたそれができ上がってからの今度は管理、これは農地を持っていらっしゃる農家の方々が管理をすればいいわけですから、そういう二通りの管理のあり方というのがあるわけですから、当然そこら辺については、やはり関係者の方についても、わかりやすく説明していただかないと、ただ管理ができませんよというような状況の中で話がなされたと、私はこのように聞いています。  だから、例えば入り口にU字溝が道路のまん中に入っているんですよね、農道の中に。だからこういうのも前ちょっとタイヨーだったですか、タイヨーの東側だったと思うんですね。あそこで農道関係でちょっと車が走行しておってそしてグレーチングか何かで車が損傷したと。そのときは専決処分でいわゆる支払いがなされた、補償されたと思うんです。だからああいう問題等についても、市としてはやはり無許可でああいうことをしているわけですから、そういうのも撤去させてあげないといけないわけですよ、状況としては。そして撤去させてあげて、まず危険性がないような状況もつくっていかないといけないんです。しかし、そういうことも全然なされていない。ただ地籍が終わって現状はわかっているけれども、そのまま放っておく。  私、この前いろいろ関係者の承諾の関係、立ち会いの関係で一名の方が一応同意が得られていないということで聞いていろいろ話をしましたが、その人も同意をするという状況の中で、いわゆる現状がそうであれば、市として農道を預かる財産管理者として、もうちょっとやはり責任ある行動を起こしてもらわないと事故とかそういうのが起きたら困るんですよね。  だから、条例上はいろんなことがこうして決めてあります。決めてあるんだけれども、ただ決めてるだけ、何をやっているのか、何もやっていないんですよ。だから、それはそれでいいでしょうけれども、今後の課題としてちゃんと撤去するなり、条例上に基づいた対応をしていただけばいいと思いますけれども、まず市長、先ほど農林整備課長がいろいろ答弁されましたが、ここの問題について、今後どういう方向でこの改修に当たられるのか、いわゆる市民の財産として、公有財産として、市民の生命と財産を守るやはり行政の役割として、市長としての今後の取り組み、それはどのように考えていらっしゃるかお尋ねします。 ○市長(村岡隆明君)  今御質問のありました具体的な場所の改良につきましては、今農林整備課長が答弁いたしましたとおり、地元の皆さん方と協議をしながら原材料支給など、協働で改良を進めていきたい、原状復帰を進めていきたいというふうに考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  課長の答弁と一緒ですけれどもね、市長、財産管理者として今袋地が発生しているんですよ、袋地が。御存じのとおり道路がない田んぼが発生しているんですよ。だからそういうことをやはり考えれば、早急にこの関係についてはちゃんと予算でもつけて整備に当たってほしいと思うんですよ。それが市長、あなたの財産管理者としての責任だと思うんですよ、どうでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  今答弁いたしましたように、地元関係者に御協力いただきまして、原材料支給などの手段をとりながら早急に進めていきたいというふうに考えております。
    ○十番(井川原志庫男君)  早急に進めていくということでございますから、実のある整備を図っていただきたいと思います。  それから、この県道から南側の農道に直結するいわゆる農道沿いに橋が架かっております。この橋については、おととしにえびの市の業者が改修をして橋ができ上がっております。しかしこの橋がいわゆる農道のセンターから橋のセンターにちゃんと合うような状況であれば私も納得をするんですが、しかし現場を見たときに、それが東側に寄って橋のセンターと農道のセンターが合っていないんですよ。だからこの関係について、まず公共事業に対してこういう施設ができ上がるに当たって、まず橋のセンターと農道のセンターが合っていない。例えば大きなところで申せば橋梁の橋の関係、橋と道路が食い違っている、こういう状況が発生しているんですよね。これは何でこうなったのか、設計上のミスなのか何なのか、この点についてお尋ねしたいと思います。 ○農林整備課長(竹内重治君)  平成二十三年度上浦地区用排水路整備工事二工区におきまして、排水路南側の農道に進入するためにこのボックスカルバート、今議員さんおっしゃる橋が設置されております。おっしゃいますとおり、農道の中心に対しまして、ボックスカルバートが東側に約一メートルずれていると確認しております。地籍調査成果と農道の現況が異なっていたこともございますけれども、地積測量の成果に基づく農道復元をせずに当時ボックスカルバートを設置したことが原因ではないかと反省しております。今後はこのようなことがないように十分気をつけてまいりたいと思っています。 ○十番(井川原志庫男君)  一応設計上のミスということで今説明がございましたよね。しかし、まず現状と沿わない施設ができ上がっていると。その当時に私はわかっていると思うんですよ。わかっていないことじゃないんですよ。だからこういうことがあっていいのかというのですよ。まず、設計の段階でそういうふうになされたからそういう状況になった。この事業については、市の単独事業で、いわゆる県の補助をいただいてやっているわけです。そういう事業であるにもかかわらず、完璧な工事が行われているんですよ。これはどういうことですか。  よく考えてみてくださいよ。だから検査もなされたと思うんですよ。検査もなされたんだけれども、やはり図面上との関係を合わせた中で検査もされてしかるべきなんです。これについては、どのような検査がなされたものか、この点についてお尋ねしたいと思います。 ○農林整備課長(竹内重治君)  今ありますボックスの位置でございますけれども、当初このボックスは設計になかったと聞いております。地元の今後こういった農道を復元していきたいという意向のもとで地元の要望によって後で追加されたものとお聞きしています。そして現場としましては、そのボックスを入れております直近の農道の現況が今のところにあったということで、先ほど申しましたけれども、地積測量図との関係を確認せずに入れてしまったというのが原因と思っています。もう少し気をつけながら工事としてはやっていかなくてはいけないと思っていますけれども、今回のことにつきましては反省しています。よろしくお願いします。 ○十番(井川原志庫男君)  課長、そういうことが成り立つと思うんですか。今ある施設がまともにセンターにあればそのままで何もしなくて、ちゃんと道路の拡幅ができて、そしてきれいな道路ができ上がるんですよ。今の状況下で見れば、また西側のほうに何らかの形で対応せないかんですよ。だからそういうことが許されるのかということです。これは所管である、そのとき建設課として大きな責任があると思うんです。普通だったらまず検査合格じゃないですよ。最初図面でそういうふうになっていたと。状況を見ていろいろ地元からも指摘があったと聞きますけれども、そういうことを考えれば、当然修正すべきものであったと思うんです。だから、そのまま修正せず誤ちがあった、何があったのか全然見えてこないんです。完璧な仕事をしていかないといけないのに、また無駄な予算を使って対応していかなきゃこういう問題が発生するんです。  嫌なことばかり言うようですけれども、そこら辺を含めてやはり今後こういうことがないように改めて自分の持ちや持ちやにおいては、課長さん方もですけれども、市長のほうもよく指導されて、完璧な形でそういう橋についても今後また農道の拡幅についてもできますように、ひとつ指導徹底をお願いしたいと思います。  それから、一月の臨時議会において組織再編が行われまして議決をいたしました。そのとき、法定外財産の問題、これについては、当然私は農林整備課にいわゆる所管業務として係が移ったものだと、こういうふうに考えておりました。ところが、この前いろいろ聞いてみたら、財産管理上は建設課がやっていると、こういうふうに聞きましたので、当然この関係については、いわゆる事務分掌上の状況から見て、係から見てもやはり法定外財産としての管理も農林整備課に移されてしかるべきこと、管理面でいろんな関係で仕事のほうもやりやすいんですよ。  今の状況で見たときに、一回一回建設課にお伺いを立て、いろんな管理面、いろんな関係で、そしてその中で、今二人で答弁なされていらっしゃいますけれども、こういう状況が発生するんですよ。非常に作業上やりづらい。そしてなかなか時間がかかる。これもちゃんとした形であるべきところに、そういう財産管理について、所管業務として持っていただければ、いろんなところで事務も取り組みやすいと思うんですよ。私は、これがまず自然な形の中で事務分掌についても、そのようになっていますから、当然管理面についても、農林整備課が法定外財産についてはやるべきだと。だからこの分については、やはり農林整備課のほうに、あるいは事務の性格上、やはり行政財産の管理として移すべきだ、このように考えますが、市長どうでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  今回の組織再編によりましては、職員の中でも十分検討していただきまして、今議員が御指摘がありましたような法定外財産の管理をどのような取り扱いにすべきかということで、関係課でかなり論議をしていただいたところでございますけれども、水路、農道、林道等の財産管理及び機能管理については、一括して行うことが好ましいということで、関係課一同認識しているところでございます。  そこの意見については、議員さんと同様だというふうに思っておりますが、水路、農道等の機能維持管理において、砂利等の支給要望、重機等の借り上げ要望等が数多くございますので、境界立ち会い等を行う庶務担当係が必要となることを考慮した結果、作業員やダンプトラック等を持ち、既に管理係がある建設課が望ましいという判断が出ましたので、この組織の中でやっていこうということで現在進めているところでございます。 ○十番(井川原志庫男君)  市長、法定外財産について、建設課がこれもやるんだと。そしてまたこの前、去年の十二月だったか、その前だったですか、市道関係の管理について私質問しましたね。それについてもしっかり見てやらいろいろあって時間がかかって、臨時パートを頼んでそして整備をすると。そして今度はまた法定外財産関係についても、建設課がやると。仕事が全部整理がなされていればよろしいですよ。整理がなされていない状況の中で、今後また新たな事務がふえていくんですよ。だから分けてあげてやったほうがいいんじゃないですか、そのほうがより効率的じゃないのかということを私は申し上げている。  そして今回岡元の関係を見ておっても、前は建設課が、でも今も建設課がやっている。しかし今度は事務分掌が農林整備課にかわった。そのことによって両課がすり合わせをしながら仕事をしている。ここだけの判断ではできない、そっちの判断と合わせて、そして一番どの方法がいいのか、それに基づいてやる。こういうことですよ。ただ管理をするだけ、財産の整理がなされて、台帳面を含めて整理がなされて、その中で私はこうして建設課なら建設課が全て財産管理についてはやるんですよとこういうことであれば理解します。  まだ、今からいろんな作業が残っているわけです。そこらを含めてやはり考えていかないと、建設課もたまったもんじゃないです。その点についてはどうですか。 ○市長(村岡隆明君)  組織改編につきましては、その都度効率的な運用を考えておりますけれども、今回の組織改編ではそういった結論が出ましたけれども、そういったような問題等もあるようでございますので、さらに検証を重ねて、改善できるところは改善していきたいというふうに考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  検証を重ねてやはりやりやすい事務事業が取り組みやすいような、そういう体制をちゃんと構築していただきたいと思います。  これだけでもう三十何分時間を使いましたので、まずちょっと飛んで市長の政治姿勢についてということで質問をしてまいりたいと思いますが、この件について、国・県に対する市長の陳情活動についてということで、四年間の市長の陳情の状況、実績について資料を請求いたしました。その中で、全体で、まず国が十七回陳情がされていますね。そして県が九回、そして自衛隊関係で言えば西部方面総監とか、あるいはほかに国の出先機関ですね、これを合わせて四十四件陳情活動がなされていらっしゃる。この中身を見たときに、非常に私、市長の政治姿勢というのは何だろうと、非常に疑問を覚えます。  何かというと、この前上杉先生が来られていろいろVLFの問題とか、その関係について今後の取り組みについて、先生のほうが御尽力をいただいたと、こういう話は聞いておりますけれども、この間市長、VLF関係で市長は一回しか陳情をなされていないんです。非常に議会も何回となく九州防衛局のほうにお願いをされたり基地に行ったり取り組みをし、それで市長もそれなりに国のほうにも要望活動もなされているんですよ。しかし、いろいろ今国に対して陳情活動というのは、きのう、おとといも上原議員のほうから河川改修の関係についても出ました。そしてまた、加久藤橋の事故の関係でこの橋の橋梁の関係とか、そしてまたいろいろ自衛隊の関係にまつわる民生安定事業、障害防止関係の事業とか、あるいは今国が目指しております、これは県もですけれども、六次産業の関係とか、当然VLFの問題、そういうことを含めたときに、かなり国のほうにも各省庁においてしつこくやはり陳情活動をして、嫌がられるぐらいやればある程度答えも出てくると思うんです。これはその陳情活動がこの内容から見れば、実もあるような陳情活動になっていない、国のほう。  それと、一番言いたいのは、県の関係で言いましょう。副市長もえびの市にみえています。もう二年目になります。私が一番言いたいのは、県の関係について、まず企業誘致の関係、これをまず言いたい。県が東国原知事が退任されるときには九十九社、九十九件の企業誘致をなされた。二〇一二年度、ちょっと私データ不足かもしれない、二〇一二年度は三十五件ですよね。そうしたときに県に対しても、県も企業誘致を一生懸命推進している。市長、企業誘致について県のほうに要望に行かれたことはありますか、これは副市長もあわせて答弁を願いたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  企業誘致について、要望書等を製作して県のほうに要望をした実績はございませんけれども、昨年度は職員の人事交流で県の企業誘致のほうに職員を派遣いたしまして、交流、情報の提供等をいただいているところでございます。 ○副市長(酒匂重久君)  私どもも今回の陳情の実績についての中には上がっておりませんけれども、機会あるごとに県のほうには顔を出しまして企業誘致、あるいは観光振興、あるいは農政関係と知っている職場等を回りながらさまざまな情報交換、あるいは情報収集に努めているところでございます。 ○十番(井川原志庫男君)  市長、よろしいですか。一応市長、あなたは議会の中でも再三再四議員の皆様方から指摘をされますけれども、いわゆるここのえびの市の経営者ですよね。やはりリーダーシップを図って、あなた自身がいろんなことを取り決めになって、議会と両輪と言われますけれども、一番中心になるのはあなたなんですよ。あなた次第でえびの市は変わるんですよ。だからそういう取り組みについても、自分で発案してその中で、こういう情報が欲しい。情報としては今どうなのか、でも今えびのとしてはこうなんだと、だからこういう企業が欲しいんだと。だから県のほうに対してこういう企業を誘致してもらえませんでしょうかとか、いろんなところでお願いをされればいいと思うんですよ。そういうことはなされていない。そのために副市長もいらっしゃるわけです。よく連携をとって対応していただかないかん。  先ほど副市長のほうから観光振興の関係とかいろいろおっしゃいます。観光振興に対しては、一番大事なのはインフラ整備ですよ。えびの高原小田線が松形市政のときに開通してから、それから全然改良工事がなされていない。あそこからえびの高原から下りてくる。しばらくしたらすぐ狭い道に入っていっちゃいますね。何が観光面ですか。あれだけじゃない。経営が今行き詰まっている、毎年赤字赤字で厳しい運営をさせられている矢岳高原オートキャンプ場、あそこの改良だって全然進んでいない。  ただ、災害があったときには、その箇所については工事をする。市長、あなた任せじゃだめなんですよ、あなた任せでは。やはりえびの市をこういうまちづくりをするんだと、その中でインフラとして、そういう整備については、どこをやっていかなきゃいけない、あるいはどこをやっていかなきゃいけない、まちだけが中心じゃないんですよ、観光面。観光客がえびの高原に来れば、これを下ろさないかんわけですよ。そういうことを含めて県の関係について、いわゆるこの道路の拡幅、県道改良に伴う市長陳情、これはどのような形でされたものか、されていないものか、まず要望として。 ○市長(村岡隆明君)  県道の拡幅に対する要望に対しましては、小林えびの間の道路改良促進期成同盟会であったり、期成同盟会を持っている部分もございますし、四四七につきましては、当然伊佐市、向こうの方面とも宮崎のほうで陳情活動をいたしております。えびの市といたしましても、市内の県道に優先順位をつけて県道の拡幅の要望を毎年させていただいているところであります。 ○十番(井川原志庫男君)  優先順位をつけて拡幅工事についてはお願いしていると、こういう答弁でございますが、市長、松形市長時代からあそこを通られたことが何回もあると思うんですよね。あの当時開通という一つの式典もありました。式典もあったんだけれども、現状としてああいう状況なんですよ。だから、優先順位、観光面についての優先順位というのは、えびの市の今の状況から見れば一番だと思うんですよ。矢岳高原オートキャンプ場の関係であっても、ちゃんとしたそういう整備というのも必要な面があるわけです。全然利用者もふえていない。そして運営上赤字、赤字、ただ三億円ですか、幾らですか、三億円近く投資をして本当に効果は全然上がっていない。何のための事業だったのか、これも問題ですけれども、やはり一番大事なことは、こういう状況であれば、どういうふうに改善していくのか、そういうことの一端も道路改良でもあると思うんですよ。だから、そういうことの全体枠でえびの市がどうあるべきなのか。やはり農政についてはどうなのか。市長の六次産業化の問題もおっしゃいます。だから、観光面についてはどうなのか。いろんなものを含めて総合的に判断されてそして対処される。  そして県とか国とか陳情もしつこいぐらい、断わられたからもう行かんじゃなくして、何回断わられてもしつこくしつこく攻めていく、これも一つの手法だと思います。嫌がられて最終的にはやらなきゃいけないのかなと、こういう状況も発生するんですよ。それがあなたのリーダーシップなんですよ、市長。そういうことをやはり市民の方が望んでいらっしゃる。だから今回市長マニフェストの問題についても、内部では八〇何パーセント、しかし外部では五〇何パーセント、これは何でこういう差が出たのか、よく考えられればわかると思います。  マニフェストの中でも、市民に直結した一番の魅力として、えびの市がこうなりたい、こうでありたい、やはりそういうふうな一つのものが見えてくるような。私はこういうことをしたと。物産館はできましたよね。これから大きな課題が山積みされていくと思うんですけれども、しかし農業関係にしてみても、いわゆる耕種関係が弱いです。畜産関係が農業の全てじゃございません。また六次産業化の問題についても、県との関係とか、いろんなものについて、いわゆる生産基盤の確立を図るために、県のほうにもそういう事業の関係も、事業というのは起こさなないんですよ、できないんですよ。こういう事業を予算をつけてもらえない、補助金をいただけないでしょうか、そういうふうに要請して、そして事業に持っていく。自分から切り込んで中に入り込んで、やはりえびの市民のためにあらゆる角度で頑張っていって、そして市民に対して、ああよかったと、村岡市長頑張るなというようなそういうやはり、せっかく市長もこの次は多分無投票かわかりませんけれども、対立候補がないような感じです。四年間こういう首長として預かって、恐らく頑張っていただくだろうと思いますけれども、やはり自分自身にもう少し厳しく、市民から信頼される、そしてまたちゃんとこの部分についてはこうだという決断、それと次に、実行力を持って対応ができる市長になっていただきたい。  今、口頭でもいろいろ申し上げましたが、本当にいろいろこの議会に入りまして、特に執行部の方々の本当に失態というか、頭を下げればいいというものじゃないんですよね。頭を下げなくてもいいような、そういう完璧な形で仕事をしていくのがいわゆる行政の立場だと。あら間違いましたというのでは済まされないと思います。そういうことを含めてちゃんと考えて、そしていろんな事業等についても、国・県の事業についても、陳情活動を例えば農水省だけに用事があっても、今度は国土交通省とか総務省とか、いろいろあると思うんですよ。その前に自分で頭の中でえびの市でどういう事業があってということを事前に整理をされて、それに基づいてやっていかなきゃならない問題もあろうと思います。  しかし、橋とか橋梁関係については、現実論としてそういう状況があるわけです。強くだからそういうのはあわせて、防衛庁の関係に行かれれば、今度はまた国土交通省に行ったり、せっかく宮崎県選出の国会議員もいらっしゃるわけですから、そのために国会議員も運用しながら、ぜひ最大限の活動をしていただくようにお願いをしたいと思います。  それと一点、観光行政についてお尋ねをしますが、まず八幡ヶ丘の公園管理についてお尋ねしたいと思います。松が枯れております。松が枯れて公園というような市民のいわゆる癒し、憩いの場ですよね。そうしたときに公園に対しての管理、それについてもいわゆる公園の保全につなげていく、課長どうですか、松の伐採はなされましたか。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  松につきましては、マツクイ対策という関係で、林務係と連携をいたしまして薬剤散布、枯れた松は二十四年度も一部伐採はいたしております。ただ、二十四年度中に大きな松が枯れる状況が出てきております。それにつきましても、一応木の寿命なのか、マツクイムシの影響なのか、林務係に検査をお願いをいたしているところでございます。現在林務係と県の事業を使いまして、できるだけ早く枯れた赤松の伐採を行いたいということで、準備を整えているところでございます。 ○十番(井川原志庫男君)  できるだけ早く松の伐採をしたいと、こういうことをおっしゃいましたよね。公園というのは誰のための公園ですか、公園は市民のための公園ですよね。だから現実松が枯れている。三本はもう枯れていますよね、有に。枯れているんだけれども、そのままずっと何カ月たっていますか。放置しているんですよ。だから事前に寿命が云々、あの大きさで寿命が云々という段階のものじゃないですよ、課長。それ以前の問題なんですよ、管理の問題。だから公園として樹木管理について計画的になされていないから、今回三本大きいのが枯れた。ほかのところにまだ点在して広がるようです。これは計画的にやっていただいていないから、こういう状況が発生するんですよ。ちょっと無責任というか、予算がついたら云々と、いわゆる予算はいつのことになるか、それはわかっていますか、いつごろになるか。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  マツクイムシ対策といたしましての取り組みにつきましては、林務係と今協議していますが、県の事業を使うことで伐採を実施したいという方向があるものですから、そこを今お願いをいたしているところでございます。  ただ、今八幡ヶ丘公園景観保全事業基金を活用しまして景観整備を行っているんですが、そういう中では、あくまでもソフト事業しか使えないもので、伐採につきましては、やはりハードという形になるものですから、林務と協議を行う中で、これまでも赤松等の薬剤散布、それから伐採等につきましても、県の事業を活用してやってきた経緯があるようでございますので、そういう部分でこの事業を使って伐採をやっていきたいというふうに考えております。時期につきましては、林務係のほうが県とやりとりしておりますので、まだ確認はいたしていないところでございます。 ○十番(井川原志庫男君)  三本の松を伐採するのに課長、何百万円要るんですか。あなたの答弁を聞くと、何十万円でしょう。だから市長、公園というのは、いわゆる市民の憩いの場、癒しの場、市民の方々がしょっちゅう八幡ヶ丘公園に行かれますよね。まず第一に市として管理者として、市民の安心安全、これが一番大事です。しかし予算関係について県が云々とか、そういう段階のものじゃなくして、早急なやはり完全な環境整備をしていくということが一番急務だと思うんです。だから、何十万円でできるような仕事に対して、できれば補助金があればいいでしょうけれども、やはりちゃんとそういう保全関係についても、金額の多少のものについては、市の単独でも市民の生命の安心安全を考えれば、私はやっていかないといけないと思います。そこら辺については市長、どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  八幡ヶ丘公園の管理につきましては、担当課といたしましても、なるだけ有利な補助金を使ってということで、取り組んでおりますが、緊急性、そういった部分も勘案して、単独でも早急に対応したほうがいいということであれば対応すべきだというふうに思っておりますので、今林務のほうが県のほうとも調整をしておるようでございますので、その状況を見て、早急にその補助金申請を待つ前に対処すべきという判断をすれば、早急にしなければいけないというふうに考えています。 ○議長(蔵園晴美君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 〇時  〇分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(蔵園晴美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○十番(井川原志庫男君)  あと十六分しかございませんので、補助金についてもやりたいんですけれども、時間がございませんので、まず行財政改革について、まず市長に基本的なことを聞いてまいりたいと思いますが、市長は、三月定例会の池田議員の質問の中で、適正な人事管理をやらなければいけないと。また事務量の測定など難しいが、今後の定員管理については、慎重にやっていくということでありました。市長の答弁を聞いていると、当面は三百人体制でやっていくのかということで、いわゆる民間委託等を含めて、当面はしばらくしないというふうに受けとめましたが、そのように理解してよろしいですかね。 ○市長(村岡隆明君)  今回の組織再編におきましては、思ったようなアウトソーシングができなかったということで御答弁をいたしておりますが、今後の課題の中でも答弁いたしましたとおり、外部委託、アウトソーシングというのは今後とも引き続き考えていかなくてはいけないというふうに考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  現在、市長も御存じのとおり、前市長が集中改革プランの中で、いわゆる五年間のあの計画を立てられて、大幅な人員削減をなさいました。その中で、御承知のとおり財政調整基金についても、三十五億円ぐらい積み立てがなされて、いわゆる今の公債比率、あるいは経常収支比率を見た中にこういう状況が発生していると思うんですよ。そうしたときに、いわゆる八年後は総合計画の中で、いわゆる人口も一万五千を割ると、そしてまた二〇四四年のことを言えば鬼が笑うかもしれませんが、自然減少で人口も一万三千台になると、こういう状況の中で、いわゆる財政基盤も今後また小さくなってくると思うんですよ。  そうしたときに、さらなる改革というのは、改革はとめられないとこういう状況の中でやっていかなければいけないと思いますが、そこで市長、やはり市長自身が今行政に置かれている今えびの市の状況、これを含めた中で、いわゆる私は単なる減量形をしなさいということを言っているんじゃないですよね。いわゆる中身のあるようなアウトソーシングもしながら、そしてまたそれが全体的にいわゆる行政形、並びに政策形に反映させて、自治体の体質そのものを変えていかなきゃいけない。そして市長自身がこれから将来像に向けたえびの市の行政運営をある程度の形をつくっていくということは、やはり市民にとっては一番安心安全であると、このように考えますが、そこら辺について、恐らく来期も市長が継続という形になろうかと思いますから、まだこれはわかりませんけれども、考え方、来期に臨む市長の考え方、行財政改革についてどのように考えていらっしゃるか。 ○市長(村岡隆明君)  行財政改革につきましては、今後とも取り組んでいかなくてはならないというふうに思っております。今議員御質問があったように、人口減少、その中で市民のニーズは高まっているということで、職員一人一人の負担もふえてきている状況もあるというふうに思っております。市民協働を進めるということもこういった観点に立っても進めているわけでございますが、職員数が少なくなっても、自治体の規模は小さくなっても、それぞれの役割分担がはっきりして、自治運営、行政運営がスムーズに行くように新たな取り組みということに関しましては、引き続き改革を進めていかなければならないというふうに考えております。 ○十番(井川原志庫男君)  私自身市長、ただ職員の定数を定員を下げなさいということを申し上げているのじゃありません。やはりミクロ的な問題、あるいはマクロ的な問題とか、やはりそういうところもちゃんと精査して、いわゆる定員管理のあり方、その中で定員の適正化ここをちゃんと数値を持った中で当たらないと、その中でやはり市長がどういう方向でこの定員の削減に対して取り組んでいかれるのか、これは市長の姿勢そのものにかかっているんですよ。  だから、この内容、今までの市長の姿勢を見た中では、いろいろ内部の状況も踏まえた中で、アウトソーシングがどうなのかとか、これではだめなんですよね、進まないです。だから、まず大局的な面から見てどこの部分、どこの部分というのは、誰が見ても当然アウトソーシングができる部分というのはあると思うんです。最終的には、原形なんかも今度野中先生、整形外科医が来られてどうなるかわかりませんけれども、そういうところまでなるかもしれません。やはりそういうことを含めた中で、市長みずから前市長が行ったような手法に基づいて、その中で今度は労働組合との関係とか、いろんな関係の交渉問題、それを含めた中での改革ということも大事じゃないかと。  今やり方を見ていますと、丸切り前市長の取り組みと今の村岡市長の取り組みというのは逆なんですよ。だから逆だから改革が進まないんですよ。だから私が一番申し上げているのは、やはり市長のいわゆる行政経験がかなりあるわけですから、当然定員の適正化については、目標に当たって市長の認識といわゆるリーダーシップ、これが一番重要であると思うんですよ。その中では、いわゆる市役所内全体においての状況、そういうのを全部把握された中で当たられるということが一番望ましいと思うんですけれども、それにはやはり前も申し上げましたとおり、市長として決断力、実行力、それを持った中で、えびの市はこうして変えていくんだという一つの姿を、また頭の中にビジョンを描いた中でそれを実践し、そしてまたそれが無駄がない、そして職員もいわゆる事務処理についてやる気のある、動機が高まるような、そういう体制づくりというのをしながら改革をしていくということが一番基本的なことじゃないかと思います。その点については、精いっぱいこれから取り組まれることだろうと思いますので、そのまず意気込みをお尋ねします。 ○市長(村岡隆明君)  市役所の減量経営、行政改革の御提案でございますが、先ほども申し上げましたとおり、事務量の分析であったり、職員一人一人の負担であったり、なかなか数字としてあらわすことが難しい部分もございますが、当然人口減少の中に、新たなニーズもまた発生してくるでしょう。そういった中で、市役所が提供すべきサービスがどこにあるのかということの精査も必要になってこようと。  当然これまでの前市長の行政改革の中でもアウトソーシングということがあって初めてそういった職員削減という方向になっておりますので、そういった事務量の適正化を考えないと難しいと思っております。市長のリーダーシップということでございますので、強いリーダーシップを持って改革に当たっていきたいというふうに思っております。 ○十番(井川原志庫男君)  それでは、補助金関係についてちょっとお尋ねしますが、まず社会福祉協議会の関係について、この関係については、三月議会での質疑の中でも出されました。そういう中で検討するということでございましたが、一応内容等について、私調べて決算等を見た中で、平成十四年から二十五年の関係について見てみますと、上がったり下がったり、ちなみに中身を報告しますと、十四年で一千五百八十万二千円、十五年で一千五百五十三万六千九百四十六円、十六年で一千二百九十六万九千円、十七年で一千三百一十九万二千円、十八年でも同額です。十九年度は下がりまして一千一百八十七万三千円、二十年度が同額、二十一年度が同額、二十二年度が同額、二十三年度が一千二百三十四万二千円、二十四年度が急にポンと上がりまして一千四百九十三万三千七百円、二十五年度が一千五百二十五万八千八百七十二円と、このようにバランスが上がったり下がったりしている状況ですよね。  こういう中で、いわゆる補助金のあり方ということを含めて考えたときに、職員数は三名の方に対して補助が出されていると思うんです。そうしたときに、当然公務員に準ずる形の中で、補助金が出されていると思うんですけれども、社会福祉協議会に対して担当課としてどのような対応がなされているか、その点についてまずお尋ねしておきます。 ○福祉事務所長(松永康二君)  三月議会の質疑の中で、人件費補助のあり方で御意見をいただいたところでございます。その後、社会福祉協議会の事務局長とも社会福祉協議会の給与規定等も見させてもらいながら協議をさせてもらったところでございます。  これまでも、この補助金につきましては、それぞれの年度の財務諸表等を検討して中身を検証して確定してきたものとは思っておりますけれども、今後につきましても、さらに事業報告、決算状況等も検証しながら協議をして適正化に取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 ○十番(井川原志庫男君)  私は、今まであなた任せのところが多かったんじゃないかなと思いますよ。だから、十二月概算要求の関係ですよね、その段階でやはり社会福祉協議会から上がってくる、その中で内部の検証の中で、ただ上がってきたものを財政課のほうで調整されて予算化され、そして議会を通過しているとこういう状況だろうと思うんですね。だから、職員数は、見て考えたときに、三人の形、ここしばらく長い間かわっていないんです。かわっていないからこういうばらつきが出たということは、いわゆる社会福祉協議会そのものが逆に補助に頼らず、そして自前でそれだけの支払い能力があったのか、そういう状況であればわかるんだけれども、そうでないような感じもするしですね。やはり社会福祉協議会そのものが今の段階でも寄附もかなりのものをいただいて、寄附団体でもありますし、やはりそういうことを精査されて、ちゃんと対応していただくということをお願い申し上げたいと思います。  それと最後になりましたが、えびの市で補助金関係については、多額の補助が出されております。全体ではすごい数になると思いますけれども、担当課そのもので金額的に何億という大きな補助が出されておると思います。五億七千万円、これは平成二十四年度決算で五億七千四百万円ぐらい出ているわけですね。そうしたときに、この補助金そのものが予算要綱を見たときに、経常的に出されているというような状況がかなり多く見受けられるわけでございますが、本来行政の果たす役割、いわゆる補助金の効果等を含めて厳正に評価するというか、そういうとこの見直し等については、各課やっていかないといけないと、そこら辺が何か見えてこない。だからそういうところまで突っ込んだ中で、補助金の適正化、そしてまたあり方、そういうことを含めて、ちゃんとした予算の枠組みをするということが大事だと思うんですよ。  それが今後補助金を出して、出しっぱなしじゃいけませんから、やはり特に慎重に、市長もそういうところには担当課に指示をされて、やはり適正な補助をやって、効果等を含めた中で財政効果につながるような、やはりそういう体制で取り組んでいただきたいと思います。これは答弁を市長の意気込みを、考え方を聞いて、これで私の一般質問を終わりたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  補助金の適正化につきましては、現在各担当から補助金の要求等がありまして、予算査定時において検討を進めておりますけれども、現在は補助金等の適正化に関する指針ということで、えびの市全体として補助金に対する考え方をまとめようということで指示をいたしておりまして、評価制度の検討等も含めて新しい指針をつくり、それによって補助金を算定していきたいというふうに考えております。 ○議長(蔵園晴美君)  次に、九番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○九番(西原政文君)  それでは、この四年間最後の一般質問となりますが、私の一般質問を行わさせていただきます。  本日は、今農業問題が大変重大な時期を迎えています。TPP交渉に安倍総理が参加をする中で、現在の農業委員会はどのような状況にあるものか教えていただきたいということで、農業委員会会長にもおいでいただきましたが、これについては御礼をまず申し上げておきます。  それでは進めてまいります。  地方自治体、とりわけえびの市は、国の政治が大きく影響してまいります。安倍政権発足から六カ月、この内閣の現在の特徴は何か、一言で言えば暴走と破綻であり、すなわちロケットスタートなどと言って高い支持率と国会での多数を背景にあらゆる分野で暴走を始めました。ところが走り出すはなから破綻が始まっていると考えます。安倍政権はアベノミクスと称する経済政策を最大の売り物にして参議院選挙を戦おうとしています。  しかし、安倍政権が三本の矢などと宣伝しているものの実態は国民の暮らしと経済を破壊する五本の毒矢であると。それは騰貴とバブルをあおる異常な金融緩和、不要不急の大型開発へのばらまき、成長戦略の名による雇用ルールの弱体化、消費税大増税、社会保障大改革にほかなりません。この矢の中には国民の所得や働く人たちの賃金をふやす矢は一本もありません。あるのは所得と賃金を奪う矢ばかりであります。ここで重要なことは、アベノミクスなどと新しい装いを施していますが、その一つ一つを見れば新しい中身はない。どれも古いこれまでの自民党政治そのものであると考えます。そうした政治を続けてきたことこそが日本経済の長期不況と停滞、衰退をもたらしたということです。  その反省も総括もなしに、深刻な行き詰まりを政府みずからが騰貴とバブルをあおり立てるという禁じ手にまで手を出して乗り切ろうとする。これが安倍政権の経済政策の本質です。それがさらに深刻な破綻を引き起こすことは明らかであると考えます。実際にこの政策によって恩恵を受けているのは一握りの大資産家、機関投資家、海外投資家だけであり、国民生活には甚大な大打撃を与えつつあります。急激な円安で小麦を初めとする輸入食品、トイレットペーパーなど生活用品、電気、灯油などが高騰し、庶民の家計に負担をもたらしつつあります。原材料費の値上げが中小企業の経営を圧迫し始めています。燃料高騰のために全国四千隻の小型イカ釣り漁船が一斉に休業を余儀なくされました。宮崎県内でも日南、南郷町などの遠洋カツオ漁船が燃料代が高騰しているがために遠洋漁業に出られず、近海での漁になっていると言われています。このえびの市でもイチゴ農家が暖房のための重油が値上がりし、悲鳴を上げる事態もあります。  国民の所得はふえずに物価だけが上がる、こんな危険な道の先に日本経済の復活など絶対にありません。こうした国の政治が地方のえびの市では、弊害はあっても恩恵など受ける人は全くないと考えます。  その上、えびの市が壊滅的な打撃を受けることが予想されるTPPにさきの総選挙では絶対参加しないと公約をし、またポスターなどでも示しながら、これに参加するというとんでもない事態です。守るべきものは守るとたんかを切ってきた首相は、守るべきものは何かさえもう覚えていないのではないかと思います。首相みずから公約を投げ捨てるのですから、他の議員は公約法規に何の痛みも感じないようです。宮崎県民は断固阻止、命がけで阻止する。首相を羽交い締めにしてまでも阻止するなどと威勢のいい公約を何度聞かされたかわかりません。それが何ですか、今の現実は。  その上、憲法改正をねらい、ハードルを低くするため、九十六条の改正ももくろむなど、平和を願う国民を裏切る事態となり、立場を超えた人たちから批判を受ける事態となっています。  こうしたことを踏まえた上で、市長に見解とあわせて私の提案をしてまいりたいと思います。  本日は、質問項目も多々ありますが、どうしても急を要する問題が二つありますので、それを若干順不同になりますが、よろしくお願いいたします。  まず、宮日新聞さんにも子育て支援がテーマだということで書かれたようですので、まず風疹の問題からお尋ねします。  今風疹が問題になって、全国でこの助成をする自治体が今ふえつつあります。また県単位でやっているところもあるんですが、宮崎県では、けさでしたか、昨日でしたか、報道を見てみますと、また一市ふえ、二市三町になったんでしょうかね。これは昭和五十四年二月二日から昭和六十二年十月十日に生まれた方がこの法律の谷間になっていて、予防接種を受けていない人が多いと言われていると聞いています。そして、この風疹自体は恐ろしい病気ではないと言いますが、妊娠中に妊婦さんが風疹にかかるとおなかの赤ちゃんに障害が出る可能性がある、そういったことで今予防接種の助成が進められているんですが、ちょっと遅きに失したなと。まだいまだに感染したという報告を、まだえびの市内近隣では聞いていませんので、今からでもこれは早急にすべきではないかと思いますが、これについて、通告は出してありましたので、どのように検討されたものかお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  この風疹の予防接種につきましては、県内では日南市さんが早急に取り組まれたということで報道がございました。今議員おっしゃったようにえびの市でのまだ発症は確認されておりませんけれども、えびの市でもこういった対応をすべきかどうか、検討、指示いたしておりまして、西諸医師会であったり、西諸の他市町村との今意見調整をさせていただいているところで、えびの市としては、前向きに取り組みたいということで、指示を今出しているところでございます。 ○九番(西原政文君)  調整をしているということで、前向きにということなんですが、感染者が出ないうちに、早急にしていただきたい。本当に少子化、子どもさんが生まれる数が少なくなっている中で、みんな大事に、子どもさんというのは、みんな大事に育てたい、健やかに育てたいと願っているんですけれども、そういった悲しい事態が起こらないうちに早急な対策を求めておきますので、これはやるという方向で考えておいていいですか。 ○市長(村岡隆明君)  現在はまだ西諸医師会との意見調整もできておりませんし、ワクチンの総量がどれぐらいあるのか、そういったところ等もまだ上がってきておりませんが、やれる方向で指示は出しているところであります。 ○九番(西原政文君)  もう一つ、子育て支援というか、西郷地区の民生委員さんから、通学路の安全について要望書を見せられました。そして直ちに市長にお届けをし、相談をしておったんですが、これについて市長はどのように指示をし、どのような対策をとられようとしているものか、永山の高速道路のボックスの下ですよ。これについての要望書が出されているんですが、市長はこれについて見られてどのように対処しようとされているものかお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  西郷湯田地区の児童委員、自治会長さん六名から通学路危険箇所改修及び補修工事のお願いということで五月二十二日に直接市長室に来て要望書を提出されましたので、すぐに建設課長に現場の調査を命じたところでございます。その現況につきましては、建設課長をして答弁をいたさせます。 ○建設課長(森 賢君)  高速自動車道の湯田及び永山地区のえびのインターチェンジと交差する市道湯田永山線について、要望が上がったところであります。  まず、高速ボックスの湯田側につきまして、見通しがよくなるように市道の拡幅改良要望がありましたので、五月三十日木曜日の日にネクスコ西日本九州支社宮崎高速事務所と現地調査を行いました。その結果、高速道路の既存のブロック積みの取り壊し、また道路法面の削り取り等が生じることは、道路構造的に不安定となるような工事でありまして、管理者である高速道路といたしましては、容認することはできないということでありました。  しかし、この拡幅要望箇所に併設する市道部分の側溝ぶたががたがた音がするような状況であります。これにつきましては、今現在施工業者に頼みまして、ふたの取りかえ等を改善を図りたいと考えているところでございます。  それと次に、高速のボックス内にガードレール等を設置して、歩道を設けることはできないかという要望でありましたけれども、これにつきましても、現在車道幅員が約六・五メートル程度あります。仮にここに一・五メートル程度の歩道を設けたとなりますと、車道幅が五メートル程度と狭くなりまして、通行車両の離合等に支障が生じまして、円滑な交通の確保が難しくなるのではなかろうかと予測しているところです。  よりまして、現時点では、実施可能な安全対策といたしまして、グリーンベルト等のラインの設置を考えているところであります。 ○九番(西原政文君)  わかりました。最善の方法を早急にとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは農業委員会会長、お忙しい中をおいでいただいている中で、先に子育て支援になってしまいました。おわび申し上げたいと思います。  今このTPPが非常に大きな関心事になってきている。これは皆さん既にそうだと思います。そこで農業委員会会長にまずお尋ねをしたいんですが、この農業委員会の仕事の中に、農業委員会六条第三項の中に農業委員会は、第二項に規定する事務を行うほか、その区域内の農業及び農民に関する事項について意見を公表し、他の行政庁に建議し、またその諮問にも応じることができるというふうになっております。そして解説を見てみますと、農業者の利益代表機関として、意見を公表し、他の行政に建議をするんだというふうになっています。  そういった中で、これまで会長会議やその他いろいろな会議があると思いますが、このTPP問題については、全国会長会議やその立場ではどのような論議がされているかお聞かせいただきたいと思います。 ○農業委員会会長(田中義正君)  全国農業委員会の会長会議は、去る二十五年五月三十日、東京日比谷公会堂にて全国農業委員会会長大会が東京で開催をされたところであります。  全国の会議でありまして、農業農村の再構築に向けてを主議題といたしまして、TPP参加については、議案として国益を守れないTPP交渉に反対を求める要請決議が提案をされました。農業農村の現場には三月十五日の安倍総理の交渉参加表明の判断に大きな失望と怒り、途方もない不安が渦巻いているものであり、今後我が国がルールづくりに関与できる余地はほとんどないばかりか、これまで合意した事項の再協議や今後公表する事項への拒否権の発動が認められないなど、厳しい制約を課せられる可能性が極めて高く、主張が反映できるか甚だ疑問であります。  また、米、麦、牛肉、鶏肉、乳製品、砂糖など十四品目について、関税撤廃の除外対象とすることや、国益を損なうことが明らかとなった場合は、即座に交渉から脱退することなどがありましたが、影響についても米が三二%、小麦九九%、牛肉六八%、鶏肉七〇%、牛乳・乳製品四五%、砂糖が一〇〇%の生産量が減少する試算でもあります。  今後TPP交渉に関する情報提示や国民的議論がないままTPP交渉には断固反対するものであると全会一致で決議をされたものであります。 ○九番(西原政文君)  大きな失望、全国農業委員会会長会議に参加されて、皆さんが失望されたというのはよくわかりました。安倍総理は二月二十二日、オバマ大統領との会談後の記者会見でTPP交渉参加について、早い段階で決断したい、そして帰国後は形だけの一任を取りつけた上で、施政方針でこれをやるというふうに決めましたね。  そして、自民党はTPPに関する公約で政府が国民に知らないところで交渉参加の条件に関して容易な妥協を繰り返ぬよう判断基準を示すと、そしてこれについて、宮崎県内では総選挙ではTPPは断固反対だと、どこかの代議士さんは羽交い締めにしてでもとめさせるんだと言っていたんですね。これはテレビでも報道されたんですが、ところが、こういったことについて、県の農業委員会などではどういった話になるのか、そういった話はされなかったものかお聞かせいただきたいと思います。 ○農業委員会会長(田中義正君)  県の詳細な決議については、事務局長のほうで答弁をさせます。 ○農業委員会事務局長(前田勝己君)  県レベルの宮崎県農業会議で平成二十五年三月二十二日、同じくTPP交渉参加に反対する決議がされております。 ○九番(西原政文君)  そういった決議を上げられたということですが、こうやって安倍首相は、うそはつきません、TPPは断固反対、ぶれない自民党と入っているんですよ。これはさきの総選挙のポスターなんですが、皆さんも見られたと思うんですよ、ここでも張られましたから。  そしてTPPに関する共同声明文、皆さんも読まれたと思うんですが、この声明文の中には、明らかに農業は標的にされて、大変な事態になるというのがあるんですが、行政不安、日本が環太平洋パートナーシップ交渉に参加する場合は、全ての物品が交渉の対象とされると。及び日本がほかの交渉国とともに二〇一一年十一月十二日にTPP首脳によって表明されたTPPのアウトラインにおいて示された包括的で高い水準の協定を達成することになることを確認する。日本には一定の農産品、アメリカには一定の工業製品というふうに両国とも二国間貿易上のセンシティビティーが存在することを認識しつつ、両政府は最終的な結果は、交渉の中で決まっていくものであるからTPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求めることではないことを確認すると言いながら、そして両政府はTPP参加への日本のあるべき関心について二国間協議を継続する。これらの協議は進展を見せているが、自動車部門や保険部門に関する残された懸案事項に対処し、その他の非関税措置に対し、及びTPPの高い水準を満たすことについての作業を完了することを含め、なされるべき作業が残されているという、これが外務省の訳文ですね。  そしてそのときに言った自民党の政権公約の六項目、一つは聖域なき関税撤廃を前提する限り、交渉参加に反対する、二つ目、自由貿易の理念に反する自動車などの工業製品の数値目標は受け入れない、国民皆保険制度を守る、食の安全安心の基準を守る、国の主権を損なうようなISD条項は合意しない、政府調達・金融サービスは我が国の特性を踏まえる、いわゆるこの六項目を政権公約に掲げながら、このTPPに参加をする。  政治家というのは、公約というのは絶対であって、民主党が大敗したのも国民に対する公約を破ったせいだ。ところが、TPP参加は断固阻止する、参加しないと言いながらこれに参加する。これについて、農業関係者から大きな批判や憤り、またがっかりしたとおっしゃいましたけれども、こういったことについて、私は大きな声をもっともっと上げるべきだと思うのですが、農業委員会会長の見解を求めて会長への質問を終わりたいと思います。
    農業委員会会長(田中義正君)  県の農業会議でもたびたびやはりTPP問題も出ております。ただし、この反対決議は今回の自民党になってからは行っておりません。ただ、この前の話では、再度やはり農業委員会でも農業関係等もやはりしっかりした態度を示すべきではないかということで話し合いをしておりますが、恐らく今回の常任会議では出てくるのではないかと。その時点でどういう対応をとるかということは決定するのではないかと考えております。 ○九番(西原政文君)  まだ今回の自民党政権になってから出ていないということで、ぜひとも次の会には事務局からも連絡をしておいていただいて、出してもらうようにしていただきたいとお願いを申し上げて、以上で農業委員会会長への質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。  それでは、市長、そこで今私が農業委員会会長に総選挙での安倍政権のうそと公約違反を今現実に声明文と公約等も合わせて今お見せしました。断固阻止する、羽交い締めにしてでも阻止する、宮崎県から選出された代議士は直接言いましたね。そしてこの地区から出ている代議士も絶対反対するんだと言われました。そしてさきの都城の農業大会のときに、どんな顔をして来るんだろうとうわさになったそうです。どういう理由であったかわかりませんが、参加されなかったそうです。そして都城農業の職員の方の言われるには、げんなかっせ来やならんかったろだいという話だったそうです。本来なら真っ先に毎年参加されていますよね。それが今回は参加されなかったと。  これまで今回の一般質問の中で、市長のマニフェストが随分話題になりました。政治家というのは、言ったことはそのさかさまのことをしてはいけない。できない場合はありますよ、進捗していない場合はあります。そして公約したことが間違いであって、しない場合もありますけれども、やらないことをやると言ったり、やらないと言っていることをしたり、すると言ったことを逆の方向の、いわゆる裏切りというのは、さきの民主党が大敗したように、今度の選挙でも多くの方々が失望されるんですね。農業委員会の会長のお話にもあったように、私はそういった意味で、市長は公約を破る政治家についてどのようにお考えになるか、市長の率直なお気持ちを聞かせてください。 ○市長(村岡隆明君)  私もマニフェストを掲げさせていただきまして、進捗状況を管理してそれの達成度を評価していただこうというふうに思っておりますが、現在の政権が政権を担う前に約束したことが守られていないという部分に関しては、私も大変残念に思っているところであります。 ○九番(西原政文君)  ここで市長、見ましたよね、このポスター。うそつかない、TPP断固反対、そしてその理由にTPPに聖域なんかあるはずありません。そしてニュージーランドやオーストラリアがこれに最初から参加している農業輸出国のニュージーランドやオーストラリアが日本の農業、米を守るために協力する、とんでもありません。絶対参加はありません。ということは、TPPに参加したら、七七〇%の関税率が撤廃されるということですね。もちろん牛などの関税も撤廃されて、えびの市の畜産、米づくりというのが破壊をされる。その試算が二百億円でしたか、畜産農林課が当時試算したのが。えびの市の経済がそれだけ破壊されるんですね。そうすると、関連する業種や働いている方々、全て壊滅です、大変な事態になる。  ですから、私は市長にも声を大にして言ってくださいということで言ってきたわけですが、市長はこれまで、私は市長にここに書いているとおりTPP、市長の果たしたこと、発言した内容など経過を全て明らかにしていただきたいということできましたけれども、市長はどういう、市長会などで発言するとかやるとかというふうに言われてきましたが、特別報告していただきたいことがあるならばお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  TPP参加にはこれまでもずっと反対の立場でございまして、反対の集会への出席であったり、宮崎市長会、九州市長会等でも決議をされていますように、TPP参加に対する反対の意見というのは今でもかわっておらず、組織としてもその中で国に対して十四品目に対する例外措置の確保など、訴えておりますので、そういった立場で今でもいるところであります。 ○九番(西原政文君)  最初から反対で、頑張っていきたいというふうに言われたんですが、この日本の農業と外国の農業、アメリカやオーストラリアなど太刀打ちできないのは一目瞭然なんですね。アメリカの農家の一戸当たりの耕地面積は日本の百倍以上あると言います。またオーストラリアは、千五百倍以上、日本は小さな農地で集約しながらつくっているんですね。ところがこれが険しい産地や複雑な地形などで営んでいる農業を、こういった違いを無視して関税ゼロで自由な競争にゆだねて太刀打ちできるはずはありません。  そして今ですら、八千万人の食料は外国から輸入しています。これがもっと減る。今言われる三九%だと言われていますから、エネルギーベースで。ですから、こういったことが本当にこれからも機会あるごとに、もうTPPは仕方なかろうではないですね。私は本当にここが正念場だと思うんです。えびの市の存続、また道州制の問題でまた大事な問題なんですが、えびの市の経済を守る、またえびの市民を守るには、農業をしっかりしてもらう以外はないんですね。農業で成り立っているまちですから、農業関係者がいなくなったら、もうえびの市そのものも存在すらが大変な事態になる。  ですから、私はこのTPPについては、本腰を入れてやっていかなきゃいけない。そしてやはりもうTPPに参加するような人たちには協力しないよというぐらいのことを、私は市長にもメールぐらいすぐ打ちなさいということを言いましたね、この前。ですからそれぐらいの重大な事態だということです。  私は農業委員会会長との会議が本当に落胆した状況だと思います。そういった状況を生でお聞きしたいなということで、きょうおいでいただいたんですけれども、すり合わせしたわけではありません。私は直接きょう久しぶりにお会いしましたから。ですから、本当に大変な事態になる。本当に市長も決意を新たにしてもらって、やはり政府に対して声を再度上げる、こういったことが近々また市長会も開かれるのでしょうけれども、やはりこれは今からでもまだこれからが正念場ですから、TPPは参加させないということを決意を新たにしていただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  TPPにおきましては、これまでどおり反対の意思を貫いていきたいというふうに思っております。 ○九番(西原政文君)  次に、道州制の問題で市長は賛成するんだという、そこに宮日新聞のアンケートに答えられたようですが、そしてこの問題点については、北園議員が昨日本当に詳しく説明をされ、またそれについて求められましたが、市長は賛成するということはどのような事態になるか、よく今自民党案が示されていますね。これについて市長は熟読され、また熟知されているものかお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  自民党案も骨子案という形で示していただいております。またこの道州制に関しましては、昨日北園議員の質問にもありましたように、九州市長会でも研究を進めておりまして、いろんな形で道州制に対する考え方が取りまとまっているということで、自民党の骨子案についても、いろいろ書いてありますけれども、まだ詳細にわたってはこの表現がどういった意味を示すのか、十分表明されていないところもありまして、論議をするにはまだまだ材料が不足しているのではないかなというふうに思っているところであります。 ○九番(西原政文君)  市長、えびの市は合併しなかったですよね。なぜ合併しなかったですかね。 ○市長(村岡隆明君)  法定協議会に進まないという結論が出たというふうに思っておりますが、単独でえびの市は行けるという判断をして、住民もそういった意向が多くて、そういった結論になったというふうに思っております。 ○九番(西原政文君)  今回のこの道州制には合併という言葉は言葉は使われていません、法案の中には。ところが結果として合併をさせられる、それは定義の中に基礎自治体は市町村の区域を基礎とし設置され、従来の市町村の事務及び都道府県から承継した、受け継いだ事務を処理する基礎的な地方団体であるというふうに記されておるんですね。そしてこれがどれぐらいの人口の規模だろうかと言ったら、昨日は二十万人とかいうふうに出ていましたけれども、二十万人から三十万人の都市がこれをやるんだ。そしてこれが受けられないときはどうするんだ、おのずと合併を余儀なくされていくんじゃないですか。  そして基礎自治体は従来の市町村の事務及び都道府県から承継した、受け継いだ事務を処理する、まだこの事務はできると市長は昨日言われましたけれども、何を根拠にできるなんて言ったんですか。きのうも出ていた問題ですが、到底県から受け継いだものを三百人体制と言って残業も多い中で、過密労働が進んでいく部署も随分ある中で、到底できるものではないと私は思うんですね。  ですから、私は市長がなぜそんな軽率なことを言われたかな、そしてこの基本理念の中に中央集権体制を見直し、中央分権体制を構築する。国の事務を集約して強化していくとか言うんですが、さきは市町村合併でしたけれども、今回は県の合併なんですよね。そしてその中心となったまちは大きくなりましたけれども、合併した、回りの隣接するところで言うなら、野尻町だとか須木あたりはそういった事務、本部から離れているということで、だんだんと衰退していくというふうに言われています。そして合併しなきゃよかったと嘆いている自治体も数えられないぐらい、市長自身御存じのはずです。  そして、そういった中で、そう大きな県単位の合併をする中で、県を廃止し合併をする。そしてそれを道とか州にするというのですが、このときにえびの市がどんなふうになったって、私は三つの県境の中心になるからいいなどときのうおっしゃったけれども、とんでもないです。今見たところ、道州制をしたときに、二つの案、十三州案と九個の道州に分ける案と二通りあるようですけれども、これをやったときに宮崎県の県庁や鹿児島県の県庁がこの中心に座るはずないですわね、どう考えたって。そういったときに、私はもっともっと地域に格差が広がる。これは明らかだと思うんです。  それは道州制の競争では、財源の豊かな土地やインフラが整っているところがやはり中心になると思うんですね。ですから、私はこれについては、市長は軽率な発言をされたなというふうに思います。私はこれは市長、本当にあなたは言い出したら引かないのが、私は十四年間見てわかっていますから、今から撤退しろとは言いませんけれども、これからの発言については、慎重な発言を求めたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  今回の道州制のアンケートにつきましては、えびの市が道州制に向けて行政として進んでいくというようなものではございません。一政治家として道州制をどう考えるかということに対するアンケートでございまして、私は積極的にそういった国の考え方もございますし、消極的になるよりは、積極的にこの道州制というのは研究をしていきたい、えびの市にとってはメリットがあるのではないか。当然最終的な判断というのは、その細かい状況、権限がどういった形で移譲されるのか、えびの市にとって本当にメリットがあるのかどうか、市町村合併等の心配等もあるということでございますが、それも最終的な意思判断としてえびの市が単独で行くんだという思いがあればできるというふうに思っておりますので、道州制のいろんな研究の中で当然判断していく形になろうというふうに思っております。 ○九番(西原政文君)  市長、あなたは軽率だったというのは、私は具体的に何もわかっていない、わかっていない、メリットがありそうな気がするだけなんですよ、市長は。だから私は道州制について熟知しているか、よく見ているか、道州制のいい話をどこかの代議士から聞いた程度だと思うんです。自民党素案が発表されて、九州構想会議が出るという、これは市長もお持ちだろうと思うんですけれども、こんなの見たってすぐわかるわけじゃない。これは自分たちの勝手にいいようにつくっている分ですから、実際には自民党案なんですね。今自民党が政権を持っている、ただしこれから四年後、五年後に自民党政権があるかどうかわかりません。しかしこれが官僚の中で進んでいくんですね、一つは。  そういった中で、えびの市が本当に道州制について、宮崎県、鹿児島県、最低熊本県が合併をする、もしかすると福岡を含めた道州となったときに、えびの市がどうなるか、こんな基盤の弱い地域、ところはメリットなんかあるはずがない。それは見てください、市町村合併をした小さなまちを、ますます疲弊していく。吉松の方々も言われるですがね。栗野と合併せにゃよかったと何遍も聞きます。私はしかし、よその自治体がそれぞれ選んだ道ですから、それは批判する気はありません。しかし、自分のこのまちは自分たちのみずからでやはり判断しなければいけないと思います。ですから、私は市長については、今回のこの道州制の発言については、私は軽率な態度をとられたなというのはつくづく思います。  一応そういうことを市長に申し述べた上で、道州制については、終わりたいと思いますけれども、今後私からの提言です。この道州制の問題については、軽率な発言や軽率な態度はとらないでください。やはりもう少ししっかりと道州制の問題を、市長は熟知、本当に熟知をしてしっかりわかった上で発言をしていただきたい。でなければ私はこの宮崎県えびの市が本当にあのとき単独で頑張っとたとに大変な事態になったという事態が起こらされる。  県の先ほど言いましたけれども、県の事務量を受けれないところ、自治体は、もう基礎自治体としては成り立たない。これは自民党案の中でそうなっているんですね。ですから、私はこの問題は、市長に慎重な態度をとられることを求めて次にまいりたいと思います。 ○議長(蔵園晴美君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 二時  〇分                     開議 午後 二時  十分 ○議長(蔵園晴美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○九番(西原政文君)  それでは、続けさせていただきます。  安倍首相、憲法問題について市長の見解を求めたいと思いますが、この憲法九条改正をねらって、その前に憲法九十六条をかえようという案が今安倍首相の口から出ました。そしてこの憲法九十六条をかえようということに対して、これはまた同じみの赤旗日曜版といいます、見られた方もいるかなと思います。これは六月二日付です。この中に自民党元幹事長古賀誠さんが談話を寄せてくれました。九十六条改訂に反対、ちょっと読んでみます。  私は、憲法改正の勉学、研究、学習は当然として、議論はやっていいが、実際の改正には慎重でなければならないという立場です。特に現行憲法の平和主義、主権在民、基本的人権という崇高な精神は尊重しなければならない。中でも平和主義は、世界遺産に匹敵すると私は講演でも話しています。今九十六条をかえて憲法改正手続のハードルを下げるということが出ていますが、私は認めることはできません。絶対にやるべきではない。  憲法は我が国の最高法規です。その法規を扱う基準というのは、当然です。一般の法規は過半数以上ということなら、憲法改正発議は総議員の三分の二以上の賛成という現在の規定は当然です。諸外国を見ても、憲法の改正のハードルは高くなっているじゃないですか。  こうやって言われる。  続いて、若干飛ばしますが、私は、私の父は、私が二歳のとき赤紙一枚で招集され、フィリピンのレイテ島で戦死しました。父の訃報が届いたときはまだ五歳でした。私は父の思い出がありません。あの時代私は自分の幸せなど何一つ求めることなく、私と姉を必至で育ててくれました、子ども心にも母の背中を見ていた戦争は嫌だ、二度と戦争を起こしてはならないと思いました。この思いが私の政治家の原点です。戦争を知らない人たちが国民の八割を占めるようになり、だからこそ戦争を知っている私たちの世代の役割は大きいと思っています。  私は、自衛隊をイラクに派遣するときに、イラク特措法の衆議院採決の際、議場から退場し、平和を脅かすようなことはしてはならないと、戦争を知らない世代に目に見える形で示したかったからです。すごいですね。  党幹部からはおしかりを受けましたが、退場をしたことを間違っていなかったと今でも思っています。  今回あなた方のインタビューを受けたのも、戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったからです。こう締めくくられました。  そして最後にもう一項目入っています。ちょっと読ませてください。  戦後の長い期間、国政の場で自由民主党と日本共産党は立場の政策は違っても、それぞれが自負と誇りを持って活動してきたと私は思っています。離合集散する政党はたくさんあり、照る日も曇る日もあったが、その中でぶれずにやってきた、私に言わせると自民党と共産党こそが二大政党だと思っている。このように締めくくられました。市長、今憲法九十六条が改正が言われています。これについて市長はどのように考えられるか、見解を求めたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  憲法改正につきましては、憲法の中身については、非常に論議を高める必要があるというふうに思っておりますが、この九十六条の改正につきましては、私も反対でございます。まだ十分国民の憲法改正に対する責任の度合いも高まっておりませんので、私もこの九十六条に対しては、まだ過半数というところには遠いんじゃないかというふうに考えています。 ○九番(西原政文君)  今私はここに自民党の憲法改正素案も持っているんですが、これまで法律というのは国民を縛るものでした。国民にこれをしたらいかん、あれをしたらいかん、こうしたらいかんぞと。  ところが、憲法というのは国家権力を縛るものなんです。ところが、これがこの自民党の憲法素案から外れて大幅に国民を縛るものにかわろうとしています。こういった中で、そして三分の二という、今得られている憲法が本当に私は三分の二というのは、絶対にこれは崩してはらないと私は考えます。このことについては、市長も同じ見解だということですので、これにて終わりたいと思います。  次に、国保の問題でお尋ねをいたします。今現在資格者証はないというふうには聞いているんですが、市民の中で、国民健康保険の被保険者の中で保険証が渡っていない人はいないものかお聞かせください。 ○健康保険課長(領家修司君)  健康保険証の発行状況についてお答えいたします。五月一日現在でございますが、国民健康保険の被保険者世帯につきましては、四千四百二世帯ございます。そのうち満期証、一年分ある世帯につきましては、四千四十五世帯でございます。それから、短期証、一カ月の期限つきの保険証の世帯が三百五十七世帯でございます。それから資格証についてはゼロ件でございまして、先ほどの短期証が切れている方につきましては、百五十六世帯でございます。 ○九番(西原政文君)  そこなんですけれども、厚労省の見解で、期限つきの保険証というのは、何が目的であるか、これは聞くまでもなく、私が言います。短期保険証の交付に際して留意点というのが通知を出している。これは課長もお持ちのようですが、これは滞納者と市町村が接触する機会を設けることが目的だということですね。間違いないですね。  世帯主が市町村の窓口に納付に来ないことによって一定期間この窓口で留保することはやむを得ないが、留保が長期間に及ぶことは望ましくないというふうにしている。ここが問題なんですけれども、だから、資格者証。期限つきの保険証というのは、繰り返しでも必ず保険証は被保険者は持っていなければいけない。送る義務があるということです。  この二月十六日付の通達ではこのように言っているんですね。これはどういうことかということを正確に確認するために、うちの宮崎の後藤泰樹議員が直接厚生労働省へ行ってきました。そしてこれについてレクチャーを受け、最終的に確認したんですが、この保険者証は期限が切れたら、とめおいてはならない。それは電話をかけるなり訪問するなりしなさいということで、これを後藤泰樹宮崎市議に厚労省が言ったそうです。そしてその裏づけが先ほどお持ちの二十一年十二月二十六日付の短期保険証についての通達です。  私は、ここで一つこれまでの経過として市長、短期証というのはペナルティーではないということです。これは厚労省がはっきり言ったんです。国の説明でも短期保険証は制裁とかペナルティーを目的として発行してはならない、いわゆる窓口に相談に来たら必ず保険証を出しなさいということですね。もっと言うならことし三月にお金を一万円持ってきて、保険証をお母さんが糖尿病だから保険証をくださいと言ってきたら、一万円じゃいかんと言って保険証を出さなかったんですよ。そんなことがありましたね、あったんです。私が直接立ち会いましたから。  だから、窓口に相談者が来たら、この通達からすると必ず保険証は出しなさいということになっている。私が言ったことが間違ったら指摘をしてください。 ○健康保険課長(領家修司君)  短期証並びに資格証は出しておりませんけれども、交付に当たりましては、交付基準要綱を定めておりまして、それに基づいて一定の条件に該当する世帯につきまして、短期証の保険証を渡しております。  納税相談においでになった場合は、納められない特別な事情等をお聞きした上で、分納などできるだけ負担を少なくするように心がけており、納税相談、分納制約を守っていただくという約束をして短期証を発行しております。緊急な医療が必要な方につきましては、できるだけ柔軟な対応をとるということで心がけております。  今議員がおっしゃった事例につきまして、この点柔軟な対応ができていなかったものと思っております。 ○九番(西原政文君)  なぜこの保険証が問題になったかというと、病気が重くなってから病院に来て亡くなった事例というのは、宮崎の生協病院に四例あったということを報告を受けました。そして回復不能で死亡事故の事例、日雇いをしていた。そして契約社員でパート勤務だった。三カ月ぐらい前から体調不良で仕事ができなかったが、保険証はとめ置きで病院に行けなかった。家族が市役所に電話をし、生活保護の申請ができないか聞いたら不可と言われ、市役所で宮崎生協病院へ相談に行くように案内をされた。そして国民健康保険料の一部を支払い何とか一カ月分の保険証を発行してもらった。保険証発行となったが、その日の当日に急遽搬入をされて入院された。もう回復不能なんですよ。こんな事例がこの病院だけでなく、各地の病院では起こっていると思うんですね。市民病院でもそういった事例が起こっているんじゃないかというふうに心配をするんですが、この保険証がないがために、ぐあいが悪くても病院に行けない。こういった事例が全国で起きている。保険料の滞納で保険証のとめ置き、受診の三カ月前よりやせ始め、周囲が受診を促していたが拒否、受診の三日ぐらい前から寝込むようになった。救急搬送され、そのまま入院、重症肺炎と診断され、初診の翌日に永眠した。  いわゆる本当に保険証がなくて病院に軽いうちに行けない。こういう訴えが全国で報告が上げられている。市民病院でもそういった事例がないか調べておいていただいて、こういった実態を健康保険課とも相談をしていただいて、担当課ではしていただきたいと思います。  そしてもう一遍念を押しますが、厚生労働省は、短期被保険者証がその有効期限内に被保険者の元に届かない場合は、電話連絡や家庭訪問などを実施し、実際に居住しているかどうかの確認を行うとともに、必要に応じ住民基本台帳担当部署との連携を図るなど、場合によっては自治体が要する期間をやむを得ない期間としているわけであります。これが通達に書いてあります。よく読んでみてください。  そして厚生労働省が後藤泰樹議員に言ったレクチャーの中でこう言われた。電話連絡や家庭訪問等を実施して、実際に居住していることが確認できれば、郵送も含めて短期被保険者証を届けるべきだというふうに言ったというんですね。これは直接この問題で、通達の問題で行ってレクチャーを受けてきたんですから、これは間違いありませんので、これは担当課も調べておいてください。  そして、えびの市内でこの保険証のない事態が起こらないように、ぜひとも最大の努力をしていただきたい。そしていわゆる納税相談や、たとえ五千円でも、さっきの話は一万円持っていったんですが、発行しなかった。事情は糖尿病で足が不自由だからということも言ったんですが、その当時出さなかったんですね。ですからそういったことはあってはならないと。それはもう法律違反、通達違反なんです、その時点で。ですから、そういったことがないように最大の努力をしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○健康保険課長(領家修司君)  先ほども申しましたとおり、そういう緊急な場合に対しましては、柔軟な対応をしてまいる所存でございます。 ○九番(西原政文君)  よろしくお願いいたします。  次に、条例改正も提案されているんですが、この国保税が高くて払えないという方々も多いんですね。現在収入のえびの市では、平均三十二万円ぐらいいくんじゃないですか。四人世帯で所得が二百万円ぐらいあると、約三十万円を超えますね、今の計算してみると。これは固定資産、資産割を入れない状態でそういう事態になりますが、ですから市長は今回提案をされている中で、本当にどのように考えておられるものか、簡単にお答えを聞かせてください。 ○市長(村岡隆明君)  今回の条例改正につきましては、他市の状況を見まして、資産割が特段にえびの市が高うございましたので、その分を下げてほかの負担の分を上げさせていただいて、均等な考え方になるように調整をさせていただいたところであります。 ○九番(西原政文君)  他市との均衡を図ったということですが、時間がありませんので、これはまた委員会の中でお尋ねをしたいと思います。  そして先ほど私が冒頭申しました中で、アベノミクスと言われる中で、本当に円安が進み、重油が上がったり、軽油が上がったり、またガソリンも当然上がったりする中で、本当に今畜産農家が困窮している事態が起きていますね。そして見ていますと、畜産農家が個人、法人をあわせても大幅に下がっている。いわゆる今回の施肥含み高、また輸入に当たっては、今度は飼料高、これによって今本当に畜産を続けがなっどかいやという声が出るんですね。そういった状態が潜んでいます。  私は、畜産なしには本当に経済として困難であり、成り立たないんじゃないかというぐらい心配して、これまでもずっと畜産問題をお聞きしてきたんですが、こういった畜産農家の実態を正確に把握されて、今後どうあるべきだとお考えなものか、市長の見解を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  当市にとりまして、畜産業というのは大変大事であると、議会のたびに多くの議員さん方からも御提案をいただいておりますが、現在円安による影響で配合飼料であったり燃料の高騰が続いており、まだ景気回復の実感もえびの市ではなかなかない中で、農家の皆さんの経営は厳しい状況であるということは踏まえているところでございます。  これまでもいろんな御提案をいただく中で、畜産業の底上げということで、市独自の予算も組まさせていただいております。特に、平成二十五年度におきましては、平成二十四年度と比べまして、四千万円以上の畜産関係には増額をさせていただいておりますので、他市町よりは下支えになっているのではないかというふうに思っているところであります。 ○九番(西原政文君)  本当に燃料高というのは、畜産農家、また一般の農家も含めて、大変だろうなと思います。そして肥料は値上がりするわけでしょう。本当にどうなんでしょうかね。  今回見て見ますと、畜産農家数は、法人、個人合わせてでも、肥育は比較的まだ若干下がりぎみでしょうかね。繁殖については、激減していますね。酪農はもう二十年前は四十八、五十軒あったものが十三軒に減っている。繁殖は千三百軒あったものが四百軒になっている。そして口蹄疫以降やめられた方もおられるようですが、今後本当に何とかせないかんと思うだけではなくて、本当に対策を打ったり、国に対して燃料や飼料についての、こういうものはえびの市での努力というのは限界があるんじゃないでしょうかね。だから、本当に国に対してアベノミクスだ何て言っておらずに、本当に地方の一次産業のこともしっかり考えろということを市長、声を上げていってください。そのことをお願いをしておきたいと思います。  それともう一つ、養蜂とレンゲソウについてです。私はこれまでレンゲソウについての補助金や、またこれを耕作するに当たっての支援をすべきではないかと言ってきました。それ以上は言いませんが、先日養蜂農家とマラソンのときに一緒に会いました。そしたら種代いけんか援助しっくいやっとよかひどんなと増田養蜂さんがおっしゃいました。やはりこの対策をぜひとっていただきたい。  見てください、本当に収穫をしないいわゆるホトクイと呼んでいるんですかね、田舎で言う、何という草か正式には知りませんが、それだったり、イタリアンがやせこけてただ生えている田んぼを幾つも見かけます。こういったところにはレンゲをまくなり、それがまた緑肥にもなって土壌改良になるともいいます。確かに今レンゲの種は中国から輸入だということで、いろんな問題もあるでしょうけれども、これについての補助も一つはしっかりとやって、えびの市を美しい国、安倍さんが言ったんじゃないですが、やはり春になったら美しい景観が広がる。コカ・コーラでは菜の花が咲き乱れる、そして回りのほ場では真っ赤なレンゲソウが咲き乱れる、そういった本当に緑豊かなえびの市、きれいなえびの市を皆さんと一緒につくっていこうではありませんか。市長の決断を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  養蜂とレンゲソウにつきましては、本年度市内の養蜂家を中心としたえびの市蜜原増殖推進協議会において養蜂等振興推進事業、これは国の国庫直接でございますけれども、レンゲの蜜原増殖、三十三ヘクタールをふやそうということで、取り組む予定といたしております。現在実施計画を提出している段階でございますが、まだ内示等はいただいておりませんが、こういった取り組みを通して補助をさせていただきたいというふうに思っております。 ○九番(西原政文君)  本当になかなか今まで動き出さなかったものがやっと動き出したのかなという気がするんですが、本当に今ハチが、私もずっとハチを飼ってきているんですが、えさがなくて、えさをどんどん飼料やり方です、現状は。春先の一番ある時期でも。えびの市はレンゲが咲かないでしょう。こういった状態では、春から夏にかけては、果樹やら野菜なんかにも必ずミツバチが必要なんですね。だから、これを本当に自治体としても、私はホームページでもミツバチの住める自然環境豊かなえびの市というふうに入れているんですけれども、やはりハチや昆虫が元気よく動くまちがやはり子育て環境にも合っています。そういった意味でも、ぜひ種代の補助、また減反政策、また裏作としたときの対策としても、ぜひしっかりと厚みを上げてやっていただきたいと思います。最後に答弁を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  先ほど答弁いたしましたように、国庫事業を使って推進していきたいというふうに思っております。 ○九番(西原政文君)  以上で私の今期のこの四年間の一般質問の締めくくりとさせていただきます。いろいろ失礼なことも申しました。また多く提案する中で、これも実現していただいた問題も幾つもあります。これからも本当にすばらしいえびの市、これを皆さんでつくっていくためにも頑張ってまいることをここに決意を新たにして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(蔵園晴美君)  次に、十五番栗下政雄議員の発言を許します。栗下政雄議員。 ○十五番(栗下政雄君)  今期一般質問の最終日に、議会運営委員長にお願い申し上げまして、一番最後にお願いできんでしょうかということで、今回そういうことが認められまして最後になりました。ありがとうございます。  私事ですけれども、五、六年前に腰を痛めまして、それも我々農業法人の生産組合のほうで霧島酒造と麦の契約栽培、カライモの契約栽培をやって、そしてそのカライモの収穫をシルバーの皆さん方を十二名雇いまして、農協から一日六トン出荷してくれということで、その六トンを持ち運んで夕方には腰が立たなくなりました。そして市立病院で何とか治療しましたが、延命策をとりましたが、もう今回どうすることもできませんで、去る六月三日午後一時四十分ごろ手術室に入りまして、夕方の七時三十分に無事手術を終えて病室に帰ってきたわけでございます。幸い主治医の話では、成功したということでございまして、まことにうれしいことでありました。  また、けさほど冒頭に議員職二十五年という私にとりましては、本当にうれしい表彰をいただきました。蔵園議長よりいただいたわけでございます。まことにありがとうございます。  その伝達を受けましていただきました。これもひとえにもうお亡くなりになられておりますが、以前の市長、中間市長、松形市長、そういう方々やら、また市の職員の皆様方、助役やら副市長、多くの皆さん方のおかげでこの場に今でも立つことができております。  私も二十五年と言いますけれども、半ば四年というものが平成十一年から十五年の四年間は一市民になり切って、議会というところをながめることができました。これが私の今のこの立場があるのも、ああいう自分の戒めを受けて、そしてこれでは何とかもう一回返り咲きをやりたいという気持ちから、こうしてこのようなあれを受けたわけです。本当に関係者の皆さん、また議員の皆さん方も、きょう初めて出席いたしましたら、暖かいお言葉、また御丁寧に私を誘導してくださいまして、まことにありがとうございます。  今回は、一般質問は控えたほうがいいんじゃないかという家族やらいろんな関係者もありましたが、どうしても私は今回の一般質問が、この壇上に立つのが九十八回目であります。そういう私にとりましては、えびの市の歴史の一ページにいろんな思いがあります。VLFの関係、長江川の関係、ほ場整備の関係、いろんなことが私の胸の中に刻み込んでおるわけでございます。  そういったことを含めまして、九月には改選があるわけです。まだまだ腰の手術をしましたから、何とか頑張れるんじゃなかろうかなという思いであります。そういったことを含めまして、ただいまより、長くなりましたが、一般質問をさせていただきます。  まず、今回は十項目通告をいたしております。その中で、順番に通告順に従って質問をいたしますが、まず、地方卸売市場の問題でございます。えびの市に地方卸売市場は、昭和六十三年四月一日に宮崎県知事の許可を受けておるわけでございます。許可される以前は、加久藤、京町、飯野、三地区に市場が分散しておりました。そのころ農家や商工業の皆さん、その他関係者の皆さん方の強い要望等があられ、議会等でも論議を重ねたわけでございます。そして当時合併の話が出まして、現在の場所に昭和六十三年に設置をされたわけでございます。  そして当該市場は、平成二十五年五月三十一日をもって閉鎖されたわけでございます。村岡市長になられて、えびの市の中央卸売市場、また生産者、それから購買者の皆さん方に対して、市として本当にこの問題について、どのようなふうに今まで取り組んでこられたものか、そこら辺をまず説明をしていただきたいと思います。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  えびの中央卸売市場に対して、市がどうかかわってきたかということでございますが、現在市内のほとんどの農家さんにつきましては、農協の共販でありますとか、そういった中で大きな都市部の市場を対象に出荷がされているところでございます。このえびの市の市場につきましては、市場関係者に聞くところによりますと、市内のえびのっ娘であったり、そういった産地直売場に出荷されるぐらいの方々が出荷されたり、または卵や苗物とかいろんな出荷をされている方々もいらっしゃいますけれども、現時点では、市として直接市場に対していろんな支援でありますとか、また出荷者に対し、また小売りの方々に対し支援をしているということはしてこなかったところでございます。 ○十五番(栗下政雄君)  今課長、課長がおっしゃることはわかります。しかし、あの市場を開設した、これはまだ、先ほど言いましたが、飯野、加久藤、京町、三つの市場がありまして、それぞれの市場に農家の皆さん方は自転車やバイクで生産物を持っていかれたわけでございます。  そして、これから将来、またそのころ、えびの市には寿屋という大きな量販店が進出しまして、そのころえびの市の中央卸売市場ができたことで、これから南九州の農産物の拠点になるというような寿屋関係者の皆様方もそういうお話をされたことを私は記憶をしております。  そしてそのころ、合併いたしましてから売り上げが約十億円あったわけです。それがもう今いろんな状況も変わっております。新聞等に書かれておりましたように農産物の直売場ができたり、またローソンとかセブンイレブンとかいうものができまして、小売店の皆さん方が取引が少なくなったという、これは社会的な問題もあります。しかしながら、あの市場が五月三十一日に閉鎖するまでに、村岡市長になられてどのようなふうに取り組まれたものか、何か課長たちの答弁を聞いておれば、係長クラスが書いたものをここで朗読するだけ、私はこれは納得できません。やはりなくなったものは取り返すことはできませんが、私は、残念なことが幾つもあります。  さきに論議をいたしました二二一号線のループ橋の上に諸岡公園、これも市長は議会の皆さん方が云々ということがありました。当時の加久藤地区の区長さんたち十九名がどうしてもあの公園は残してくれということでしたが、あれも国にお返しをされました。  そのようなことで株式会社がすることですから、市は何も手が出せんとですよというような答弁です。そういうことをやりよっては、えびの市はどうしますか。  月曜日から金曜日まで何も問題なく仕事をしておれば、ここにいらっしゃる人はそれでいいんですよ。我々一般市民の方々は汗水流してなんぎして税金をして、その一部に支えられておると思うんですよ。そういう公共的な施設がなくなるということは、極めて対外的に物流の拠点がなくなったということは、非常に残念なことだと思う。この点は市長はどうですか。 ○市長(村岡隆明君)  私もこの卸売市場が閉鎖ということで、大変残念に思っておりますが、えびの市役所のほうに今回のこの卸売市場閉鎖ということが入ってまいりましたのがことしの一月二十五日、事務レベルでは一月十七日のほうに報告があったということでございますけれども、市長室のほうに来庁されまして、株主総会の中で閉鎖ということが決まりましたと、まだ対外的には発表できませんというようなことで来られまして、それから出荷者の皆さんであったりいろんなこれまで利用されていた方々の影響等も考えて、今後の対応策等も十分対処してくださいというようなことは申し述べさせていただきましたけれども、最終的にその結論のとおり事が運んで五月のほうに閉鎖ということになった次第であります。 ○十五番(栗下政雄君)  市長は今、一月二十五日にそういう通知があったということでございますが、では一月二十五日からもう五カ月を過ぎております。その間、当時畜産農林課です。畜産農林課がどのような対応をしておりますか。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  先ほど市長が申されたとおり一月二十五日に正式に市長のほうに報告に来られたわけでございます。その中で、方向性としては、取り扱い高もさっき議員のとおりありましたとおり、平成五年当時は九億六千八百万円ほど年間取り扱いをしていたということでございますが、そこをピークに二十三年度には四億五千五百万円ぐらいの取り扱いになり、また最近、約四分の一の取引をされていた小売りの方が倒産されまして、そういった影響で非常に市場の状況も悪いということを報告されたところでございます。  当然、私のほうも現場のほうも確認したりさせていただきまして、出荷者の方であったり、出荷者の方に直接会うことはございませんでしたけれども、出荷者については、先ほど申したとおりえびのっ娘であったり、市内の直売所のほうに出されている方が多いと。出荷者の多くはミカン類であったり、いろんな箱物の果物等で、市外から持ち込まれているものが多いという話も聞かせていただいております。  そういった中で、出荷者については、今回道の駅もできまして、同じような出荷が毎日できるというようなところも確認させていただいておりますけれども、小売りの方々については、市内の業者の方も当然いらっしゃいますが、そういった方々には小林の競りのほうに参加していただく。あるいは仲卸を通じて集荷していただくような、そういった状況を聞き取りをしながら状況を確認させていただいたところでございます。 ○十五番(栗下政雄君)  もう私から言えば、時が過ぎて言いわけにしかすぎない。この間、そういうミカンやかんきつ類もその市場を通じて市内の小売業のほうに回ってきたと思います。私はこの議場で何回となくそういうえびの市の特産物をつくり出すためには販売するところがないといかんというようなことで、当時は北部の広域農道、南部の広域農道のほうに、あの沿線にブドウを植えてワイナリーをつくったらどうかというようなことも提言しました。
     そして、ミカンやカキやら、そういうかんきつ類も植えてえびの市の特産づくりをやったらいいじゃないかと。そういうことすら一つも具体的な政策はまだいまだ一向に打ち出していない。そういう販売所がある市場がなくなれば売るところがないわけです。ミカンやカキ、ブドウなんかは一遍良質の苗を植えつければ後はよく管理をして収穫をやる、定期的に収穫ができるんですよ。えびの市にはそういうあれがないでしょうがね。だから特産物ができない。まず、道の駅もでしょうけれども、特産物を早くつくったほうがいいんじゃないかということで、私は何回となくこの議場で言った。議事録が残っておると思います。それに一向に取り組まない。いわゆる上司がそういう姿勢を所管課に示さないからこういうことになります。  また逆に、担当する部署から市長のほうにこういう計画はどうですかとか上がってこない。技術者も市長は専門的な技術者を入れる、嘱託でも入れる、一向に具体化しない。もう三カ月すればあなたの任期はなくなりますよ。  苗を植えていれば、桃栗三年、もう桃栗は収穫が始まるんです。そうすることがえびの市の将来の特産物になるんです。それを取り組まない。本当に残念です。農業振興策は、立派なことはおっしゃいます。担当課もそのとき、議会答弁をするだけ、後は何も取り組んでいない。実績がないからですよ。どうですか、これについては。 ○市長(村岡隆明君)  卸売市場のお話からそういった特産品のお話にということでございますけれども、当然うちの職員もJA等と協力をしながら、そういった特産品の開発ということに当たっては、努力をしていると思っておりますが、なかなかその受け皿の皆さん方と同調して広がるというところまでは実績が残っておりませんので、今後とも強化していきたいというふうに思っております。 ○十五番(栗下政雄君)  次に、八幡丘公園の整備の問題についてお尋ねいたします。八幡丘公園には、明治百周年記念事業で舞台設置がされております。この施設には屋根もなく、更衣所もなくて非常に利用者の方が困っておられ、また老朽化しております。このことについては、市長も何度となく現場も調査されまして、関係者のお話も聞かれたと思うんですが、この改善策はどのようなふうに考えていらっしゃるものかお尋ねします。 ○市長(村岡隆明君)  八幡丘公園の舞台施設につきましては、木製ということで、大分老朽化が進んでおります。また私もこの八幡丘公園につきましては、再開発と言いましょうか、もう少し市民の皆さん方に愛されるように管理をきれいにしていきたいという思いもございます。  ただ、この屋根のないこのステージにつきましては、この施設を使っての屋根をつけるということは、非常に現在の柱が古うございまして、これとは別に鉄骨等の屋根をつくらなければならないということで、かなり景観も崩れてきますし、なかなか今の施設を使った舞台というのは難しいのではないかなというような判断をいたしております。  そして、また地元の自治会長さんからも地元の地区の皆さん方が活用できるような雨のときは屋根があるような小さなステージをつくっていただけないかというような要望も来ておりまして、現時点では、今の木製のステージではなくて、別な位置に簡易のステージがつくれないか指示をいたしているところでございます。 ○十五番(栗下政雄君)  ただいま市長のほうから担当のほうに指示をしておるようなお話でありますが、課長、この点については、課長は市長から指示を受けられてどのような考えがあるかお尋ねしたいと思いますが、この問題この八幡丘公園につきましては、当時あの公園を開設した直後、当時の中間俊範市長があそこにロバを飼って、そしてもうおやめになった職員の方々が当番でロバの管理をされたり、観光客をロバに乗せたり、そういう公園づくりをされて今があるわけです。  先ほど松の問題が出ましたが、この景観の問題もあります。そういったことで課長が景観のことを含めて、あの周辺の余興施設といいますか、そういう施設をどのような市長からの指示を受けて、課長はどのような考えを持っていらっしゃるかお尋ねしてみたいと思います。 ○観光商工課長(坂本謙太郎君)  屋根つきの施設につきましては、今現在公園景観保全整備事業で将来の公園整備の方向性なども含めてやっておりますけれども、その施設についても並行して、一応市長のほうから指示をいただきましたので検討いたしているところでございます。  場所につきましては、やはり花見の時期、そういうときに多くの皆さんが集まるような場所で、現実的に雨よけの施設というものもありませんので、そういうものも含めて検討しながら、市民の皆さんがゆっくりと集えるような何かいい施設はできないものかということで今検討いたしております。  また、地域の三自治会長のほうから陳情書という形で八幡丘公園内空き地内に簡易ステージつき施設の設置についてという陳情書が出ておりますので、この内容も今精査をしながら、やはりどうせつくるのであれば利便性のいいものにしたいと考えております。  当然経費的な問題もありますので、十分内部検討いたして市長とも協議をしてきたいというふうに思っております。 ○十五番(栗下政雄君)  次に、VLF覚書問題についてでございますが通告しておりますように、去る五月十二日、日曜日、市民団体、自衛隊基地等を考える市民の会会長、新原不可止、会員七十五名が主催で、自由民主党元自治大臣、上杉光弘先生を国際交流センターに呼んで時局講演会を開催いたしました。  市長は、道の駅えびのでのレストランで上杉先生と新原会長、副会長、事務局長、役員との昼食会を行ったわけでございますが、その中でVLF設置当時のことを防衛施設局の対応、そして覚書問題等について、市長も意見を覚書等の問題も、十分上杉先生と話をされたわけでございます。そしてその中での内容について、市長からお話を伺いたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  去る五月十二日の日曜日に自衛隊基地を考える市民の会の主催ということで、上杉光弘先生が来られまして昼食を一緒にとらさせていただきました。  その昼食会の中でVLFのお話をさせていただいたかどうか、ちょっと記憶にないわけでございますけれども、その以前にお会いしたときにも、VLFのことは上杉先生一番御存じでありまして、今回当選されましたけれども、前在職中にもそういった課題等は十分認識しているということで、またこの講演会の中でも総務省と防衛省との一緒に協議をする場をつくるのでぜひ六月議会が終わった時期にでも上京していただきたいということで、講演会の中でもお話をされたところでございます。 ○十五番(栗下政雄君)  今市長がおっしゃいますように、講演会がありまして、先生の講演が終わった後、質疑応答の中で、私どもの会長の新原さんのほうから、VLFの覚書問題について詳しく説明を求められたわけでございます。  その中で、上杉先生は、市長のほうにあの覚書については、いろいろ問題があると。当時の松形市長が結んだ覚書であり、またお兄さんが宮崎県知事であり、非常にそのときわしもその問題については気づいてはいたと、しかし、お兄さんが知事だから私のほうも遠慮しておった部分もあったと。あの覚書については、市長のほうが私のところに来れば、私も防衛省、総務省とも十分話ができるというようなお答えで新原会長の質問にそのようなお答えをされたようなわけであります。  したがいまして、今期議会が終われば、まだ市長選挙にはかなりの時間があります。どうしてもこの六月議会が終われば早々上京していただいて、その上杉先生を通じて覚書のリコール問題について、具体的に進めていただきたいと思うわけですが、市長の決意のほどをこの場でお聞かせを願いたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  上杉先生のほうから総務省と防衛省と協議の場をつくりますということでございましたので、講演終了後も直接秘書の方とも連絡をとらさせていただきまして、現時点では七月上旬で今、日程調整をさせていただいているところでございますので、上京してどういった形になるのか検討させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(蔵園晴美君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 三時 十二分                     開議 午後 三時二十五分 ○議長(蔵園晴美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○十五番(栗下政雄君)  先ほど七月上旬に市長のほうが上京されるようなお話でありました。上杉先生の講演の中ではありませんでしたが、事前に新原会長やら役員との話の中で、VLFの建設に当たって上杉先生は高野の自治会に呼ばれて、そして高野の住民の皆さん方と非常に建設当時いろんな反対の運動がありまして、そして私は苦しい立場に立たされたことをまだ今でも記憶しておると。  多くの国会議員の中で、宮崎県出身の国会議員の中で、このようなVLFの建設のときに、その現場にいてそのようなことを直接対応したのはわしぐらいだと自慢をされるようなお話でありました。やはり現場にいた人ほどそのことに精通していると思っています。人から聞くのもでしょうけれども、その現場にいらっしゃった上杉先生が私たちが一月二十四日でしたか、基地対策調査特別委員会でVLFの覚書の履行についてということで、溝辺委員長が要望書を上杉先生のところに出したときにも、同じようなお話をされました。  ぜひこのVLFを建設するときの先生の現場での思いというのがありますし、また覚書の中身について松形知事、松形良正、そういう市長と知事との間柄のことやらよく上杉先生は存じ上げていらっしゃるわけです。  したがって、今回七月上旬に市長が上杉先生のところに足を運ばれますと、防衛省や総務省に具体的に覚書の問題について取りかかっていただけるものと思っておりますが、ぜひ市長、あなたは一人で行かれますか、まずそこをお尋ねしておきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  現時点では、一人で上京、日程の調整がつけば、一人と言いますか、担当の職員は連れてまいりますけれども、御相談に上がりたいというふうに思っております。 ○十五番(栗下政雄君)  私の考えですが、市民の中にも市役所退職者もいらっしゃいます。またその当時のいろんな詳しい方々もいらっしゃいます。できることならば、そういう市民団体の方とか、また市役所のOBの方とか、そのときに関係をされた方、助役さんとか健在であられるわけです。そういった方々も同行していただければ、ときの現場のことが十分おわかりになっていらっしゃる助役さん等もいらっしゃいますので、その方も同行していただければ、より効果が上がるんじゃなかろうかなと思っておりますが、この点は市長は考えられる考えはありませんか。 ○市長(村岡隆明君)  まだ上杉先生のほうとどういった調整をしていくのか十分に詰まっておりませんし、総務省の方と防衛省の方と一緒にというお話ではありましたけれども、具体的にどういった担当の方が来られるのか、とりあえず執行部のほうで御相談に上がらさせていただいて、今後の展開の中で、そういったことが必要であれば、協力をお願いしたいと。まずは執行部のほうで御相談に上がりたいというふうに考えております。 ○十五番(栗下政雄君)  ぜひこの覚書が前に進むように、市長、努力をしていただきたい。  次に、県道石阿弥陀五日市線の問題についてでありますが、この県道については、約二十年ぐらい議論をしているわけでございます。さきの三月議会後の状況と今後の見通し等についてお尋ねしてみたいと思います。 ○建設課長(森 賢君)  この県道の整備状況につきまして、所管であります宮崎県小林土木事務所に聞き取り調査をいたしました。  全体延長六百メートルのうち、平成二十四年度までに上大河平側の百八十五メートル部分は完成いたしまして、既に一部は供用開始されている状況であります。残りの四百十五メートルにつきましては、平成二十五年度事業として予算獲得のめどが立ったということで、年度内の完成が図れるように努める考えであるということでありました。 ○十五番(栗下政雄君)  平成二十五年度内に完成の見込みというような説明を受けました。  どの時点までですかね、あそこに川が一番川内川の最上流の川があります。あのところまでが今回の計画ですかね。 ○建設課長(森 賢君)  小林市の岡原地区のほうからえびの市の今議員さんが言われます、有馬商店のあの河川のところまでですね、あの部分だけの六百メートルが県道でありまして、今河川のところから議員さんがよくお聞きされています旧大河平小学校の、前の田中県議さんのところまで、そのところの未整備区間につきましては、市道大河平茶屋平線という路線でありまして、今後市のほうで約この千四百メートルあるんですけれども、これについても整備を検討していかなくちゃならないというふうに考えているところであります。 ○十五番(栗下政雄君)  今担当課のほうで鋭意努力して県のほうに陳情されておるようです。できることならば、あの河川のところから大河平の元田中県議のあの交差点のところまで、どうしても次の年度には計画が立てられるように努力をしていただきたいと思うわけです。この点はどうですか。 ○建設課長(森 賢君)  道路整備につきましては、御存じのとおり過疎計画等にのっとって整備しているところであります。その状況といたしましては、平成二十七年度までは過疎計画を立てているところでありますけれども、今後その過疎計画等の見直し等も含めまして検討させていただきたいと考えているところであります。 ○十五番(栗下政雄君)  次に、平蔵ヶ野の市道、それから農道整備問題について通告いたしておりますが、この地区は非常に関係者の皆さん方が離合場所の提供、また改良について非常に協力的なところであります。  この道路につきましては、農地・水の関係で原材料支給で生コン舗装等が進んでいるわけでございますが、最近農業機械が大型化になって、非常に離合する場所とか側溝の整備とか、そういったものがもう少しということを聞いております。この点についてはどのようなふうに考えていらっしゃるかお尋ねいたします。 ○市長(村岡隆明君)  その件につきましては、農林整備課長をして答弁をいただせます。 ○農林整備課長(竹内重治君)  この農道は、平蔵ヶ野地区に通ずる重要な農道ということで位置づけをしております。昨年度平成二十四年度におきまして、地元よりそういった通行に支障があるということで、転落防止柵等の要望がございまして、約四十メートルですけれども、ガードレールを設置したところでございます。  それと、今議員さんのほうから言われました農地・水との関係でございますけれども、言われますとおり平蔵ヶ野地区は、農地・水環境保全対策事業の事業地内にありまして、当事業を用いまして農道等の舗装をこれまでやってきていただいております。今後この地域の周辺整備につきまして、その農地・水との関係をどのようにクリアできるかということを検討しながら地元の関係者の皆さんと協議してまいりたいと思っているところでございます。 ○十五番(栗下政雄君)  また、この平蔵ヶ野に行く途中に大河平のきばっど村の竹林があります。この竹林の中を市道が通っているわけです。この市道が竹林が面積が広い。そして大雨が降ったときには、その道路に水があふれて、そして片方しか側溝がありません。もう側溝もいっぱいになって川のように流れると。これを何とかしていただけんでしょうかという、元区長さんやら現在の区長さんもそのようなお話を聞くわけです。こういう地区は、非常に地域の活性化のために、また大河平旧小学校のために一生懸命地域の方々は地域を守ろうということでやっていらっしゃいます。観光農園もやめられましたが、やはり皆さん方はそういう活性化に向けて取り組んでいらっしゃるわけです。その道路の竹林の排水の問題ですね、それはどのようなふうに考えていらっしゃいますか。 ○建設課長(森 賢君)  この件につきましては、大分前ですけれども、栗下議員さんのほうから御連絡をいただきまして、地元の方と一緒になりまして現場調査したところであります。水路断面が確かに余りにも小さいものですから、維持工事等で非常に延長も約四、五百メートルあります。年次的な計画をもって下流のほうから少しずつ水路改修を進めていきたいと考えているところであります。 ○十五番(栗下政雄君)  四、五百メートルあると、年次的に計画を持って進めたいというようなことでありますが、いつごろ始まって何年ごろ終わるんですか。 ○建設課長(森 賢君)  当面は、初年度といたしまして、数十メートル程度は実施できるんじゃなかろうかと思っていますけれども、正直言いまして、延長が長いものですから、終期の何年に終わるということは、今のところでははっきり言えないところであります。 ○十五番(栗下政雄君)  次に、こうもり迫水路の問題、また農道改修の問題について通告いたしておりました。この問題については、東長江、それから栗下自治会の方々が市長に陳情をされ、また要望等を提出されております。関係者の方々から、市長はするという公約をされたのだから、余りにも時間がかかり過ぎるというお話を聞きます。  これは市長、どのようなふうに、私は市長にこの問題については、以前五月十日、午前七時ごろ市長の自宅に行って、そして市長、こうもり迫の農道もだけれども水路、もう私はびっくりしたと。市長は、ぜひ現場を見ていただきたい。そのときに市長にお隣の湧水町の町長は、町民からそういう緊急を要するような要望等が出てきた場合には、登庁する前にまず自分が現場を見て、そして役所に行って担当課を呼んで、どうなっているかということをされるということを私も聞いておりました。だから、市長も登庁される前に、市長の自宅から近いので見ていただきたい。そして対応していただきたいということを言ったわけです。  きつい言い方かわかりませんが、市長も公務多忙の中で、いきなり薮から何とかと言いますが、そのようなことでありましたけれども、私は市長が取り組む姿勢を、どうしてもそういうふうに取り組んでいただきたいということで申し上げたわけです。この点については、市長はこうもり迫はどのようなふうに考えていらっしゃるのか、市長の御所見を賜りたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  こうもり迫水路・農道改修につきましては、平成二十二年十一月三十日に農道整備という形で要望書が提出されておりまして、農道の整備におきましては、平成二十三年度に完了したということで、このこうもり迫につきましても、議員さんのほうから直接現場を見ていただきたいということで、その日にはちょっと見に行けなかったんですけれども、その二、三日後に見に行きまして、担当者も呼びまして進捗を早めていただきたいということで、原材料支給等で少しずつ整備が進んできておりますけれども、その進捗のスピードを上げていただきたいということで、指示をいたしたところであります。 ○十五番(栗下政雄君)  先ほど自治会長のことを区長と言いました。訂正をさせていただきます。  今市長がおっしゃいますが、このこうもり迫のことをなぜ私が取り上げるかといいますと、長江川の河川改修とほ場整備を推進の段階で、昭和五十六年ごろから六十年の間だろうと思っておりますが、そのころ私は推進委員長をしておりまして、東長江の関係者の皆様方がこうもり迫の農道をつくっていただけなければ、補助金をいただいてするところだけは私たちはしないと。補助金を受けられない農道の整備をやっていただくには、私たちはほ場整備のほうには推進に同意をしますということで、同意をいただいております。そのような長い歴史の中での取り組みであります。そのころからほ場整備はできたわ、その当時、中間市長が道路がなかであれば、道路をつくらにゃということで、当時の課長が指示をされまして、そして農道のないところに農道をつくってバラスを敷いてやったわけです。そのようなふうに、歴代の首長はいろんなことを考えて取り組んでくださっております。  それからもう何年たちますか、長いです。だから私は声を大にして話をするわけです。やはりこういったところが市長の農業振興策にも響いてくると思うんですよ。  あの場所は、市長も見られたと思うんですが、私は写真を持ってきておりましたが、きょうは病院から来たので写真は自宅にありますが、本当にああいうところの農道を整備をし、水路を整備をすることで減反にイタリアンやら芋やらつくられるわけです。ああいう状況でつくられるような状況ではありません。そのようなことで早急にその水路の整備、農道の整備等を進めていただきたい、これは市長どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  昨年度より取り組んでおりまして、本年度も引き続き水路整備を実施する予定にいたしておりますが、そのスピードを速めていきたいというふうに考えております。 ○十五番(栗下政雄君)  次に、高温度に強い米づくりについてでございますが、市内広範囲で組織するえびの市元気な農業を目指す会では、平成二十二年から水稲品種「にこまる」の栽培に取り組んでいます。第八回米食味コンクールにおいては、百八十六点の参加者の中から上位五点のうち、何と「にこまる」が四点ほど入賞した。米作農家にとっては、等級がよく食味がよいわけであります。数量も穫れる米づくりが所得向上につながるのではなかろうかと考えております。  この「にこまる」を宮崎県の奨励品種として認定していただくよう、えびの市やJA、生産者と協力してぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、市長はどのようなお考えか、お尋ねしてみたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  このにこまるにつきましては、えびの市にとっても非常に有力な品種の一つだというふうに考えております。  今議員おっしゃったように、宮崎県の奨励品種として認定していただくためには、当然えびの市だけではなく、西諸及び県内への栽培が広がりつつある状況もありますけれども、そういった他市との連携というのが大切になろうかというふうに思っておりますので、この奨励品種として宮崎県の認定に向けた取り組みを行っていきたいというふうに思っております。 ○十五番(栗下政雄君)  ぜひこのことについては、市長、陣頭に立って取り組んでいただきたい。  それから、にこまるの宮崎県の採種ほ場、種もみですね、採種ほ場をえびの市で採種ほ場ができるように、これも市長が陣頭に立って手を挙げなければ、県内では、えびのだけが今にこまるに取り組んでおります。だから、このにこまるの採種ほ場を宮崎県でにこまるをつくる種もみはえびので種もみをつくると。そうすれば生産者も意欲が出てきます。そしてえびのが非常にこのにこまるが気候風土に合って、そして私が思うところですが、東川北やら西川北、ああいう山間地のところであれば、非常にほかの品種の混入がないのではなかろうかと。私はあの地域なら採種ほ場に適していると思っておりますが、そういう取り組みを市のほうで、村岡市長が手を挙げないとできんわけですよ。これは都城市やら小林市がやってもらっても一生懸命やっているえびの市ですから、そこら辺は早く手を挙げないと、もうことしは遅いです。もう田植えが来ます。来年のことを今やらな、これは月曜から金曜日でやるような仕事じゃいかんから、土曜、日曜を返上してやらんといけません、どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  先ほど答弁いたしましたように、県の奨励品種として認定していただくという中で、認定いただかなければ、採種ほ場ができないということでございますから、奨励品種としての認定に向けた取り組みを進める中で、そういった部分も検討していきたいというふうに考えております。 ○十五番(栗下政雄君)  ぜひ市長、取り組んでいただきたい。これは農家の皆さん方の先取りを行政のほうでやっていただければ、非常に米作農家の所得の向上につながるし、そしてこの採種ほ場の指定を受ければ、その関係者の農家はかなりの所得が上がります。今相場が一キロ四百円から五百円の相場です。そうすると、にこまるは反収が上がりますから、相当な収入が上がる。だから採種ほ場というのは、今ヒノヒカリについては、都城市がやっているわけですね。採種ほ場をやるのは、これは市のほうで頑張っていただければこれはできます。  またそのためにはこのにこまるを開発された九州沖縄農業研究センターにいらっしゃった、そういう開発された先生方をお願いすれば、これは可能だと私は思います。ぜひ九州沖縄農業研究センターの先生方の御指導を受けてにこまるはえびの市の採種ほ場に、これは産米改善何とかいう団体が検討をされるそうですので、ぜひそこのほうに、これは副市長も一生懸命になってはまってもらわな困ります。  副市長には答弁を要求しておりませんでしたが、市長のほうで副市長に指示をして県のほうに働きかけるようにお願いしたいと思います。  次に、海山交流の問題について、道の駅えびのでの魚介類を販売できるようにというようなことで通告をしておりましたが、この海山交流事業は、市民団体が今から四、五年前に現道の駅えびのの支配人であられる方との出会いがありまして、そして始まったわけでございます。最初の交流は、垂水市で牛根漁協と道の駅たるみずの方々を一月から二月にえびのに来ていただいて、そしてえびのでの田んぼで麦踏み等の交流をやったわけでございます。そして交流ができた後、これには市長も毎年参加をしていただいております。  その後、VLFや金松法然、白鳥観光農園、キンカン、イチゴ、そういう観光農園、白鳥の上湯下湯、そして白鳥地獄めぐり等を行ったわけでございます。観光協会のほうでもですが、えびの市の鹿協会のほうで鹿工房、加久藤中学校の前の工房を見学していただいて、そして市役所の玄関前で解散というようなことで、三回ほど行っておるわけです。こういう経費につきましては、ほとんどボランティアで関係するグループが取り組んでおるわけです。これをさらに充実させるためには、市のほうが主体性を持って取り組まれるように、もうレールは敷かれているわけです。だからこの取り組みが私に言えば見えてこないというのが垂水市の牛根漁協の皆さん方がえびの市の取り組みについて疑問視されているんです。  民間団体ではやりましたが、道の駅にお魚を販売する計画で当初は進めておったわけです。でも現在になったらそれが、いや厳しいとか難しいとか保健所がどうのこうのと、どうも担当する課長がどういう取り組みをやっているのか見えてこない。この点はどうなっているんですかね。 ○市長(村岡隆明君)  これまで栗下議員を中心にいろいろ民間のレベルで交流をつくっていただいて、大変感謝をいたしております。それこそ民間だったからこそできた交流ではないかなと感謝をいたしております。  現時点で、当然首長レベルでも垂水市、阿久根市、都農町とは交流もいたしておりまして、首長同士意見交換等もやっておりますが、今栗下議員等が取り組んでいただいておりますような交流等につきましては、指定管理者のほうでも交流を考えているということでございます。  今、栗下議員のほうから魚の販売が難しいというような意見も出ているということでございましたけれども、まだその点については、十分私も把握をいたしておりませんので、また担当課を通じて指定管理者と調整していきたいというふうに考えております。 ○十五番(栗下政雄君)  ぜひ魚介類が販売できるように、また相手先の海山交流をやっておる牛根漁協とも垂水市の市長とも私は何回となく会っております。村岡市長さんと会う機会もあるからそういう話をしてみようというような話もありました。ぜひトップレベルでそういう交流をやって、保健所のいろんな規制もありましょう、しかしながら鹿児島県でできているものがなぜ宮崎県保健所だけがやかましいことを言う。やはり海山交流というのは、これは重要なことですので、市長同士でどうかできませんかなというようなことで、まず市長同士で垂水市の市長と話をされて、その間に漁協の皆さん方も入っていただいて、そしてうちのえびのの道の駅の支配人等も同行すれば、同じ垂水出身ですから、うまいこと言葉が通じると思っております。その点どうですか。 ○市長(村岡隆明君)  道の駅えびのでの魚介類の販売につきましては、まず保健所のことが問題になっているというような情報をいただきましたが、まだ十分自分も把握いたしておりませんので、その点を確認させていただいて、どういった問題があるのか、クリアできるように頑張っていきたいというふうに思っております。 ○十五番(栗下政雄君)  次に、農業法人(株)川原農産の農業用施設と農業用機械の問題について通告いたしておりますが、この問題については、VLF設置、また建設当時にいろんな覚書等の問題等の関係で九州防衛局長に面会をいたしたわけでございます。さきに企画課長、建設課長、畜産農林課長と三氏と川原農産と一緒になってVLFの覚書の関係やら、そういったことを九州防衛局長に要望を申し上げたこともあります。  そういったことでそのとき吉田企画部長の話では、VLFのすそ野にある川原農産のことについては、平成二十五年度中に要望を提出すれば、二十四年度にできなかったから二十五年度中に要望を出せばできるような話だったわけです。それが一向にしてまだ実を結ばないという、頭出しができないというのは、非常に私に言わせれば担当課は何で一緒に行って、その因果関係はどういうふうにつくればいいのかというのが出されなかったのかなというふうに非常に残念に思っております。  この問題については、時間がありませんので、また次の選挙が当選させていただければ、また引き続いて取り組みたいと思っております。  それと最後になりましたが、ミツバチ保護の問題について通告いたしておりました。市内において、施設園芸、イチゴ、メロン、ピーマン、キュウリなどの栽培がされております。ミツバチの減少で各地区から問題になっております。この問題について、生態、環境の問題、影響が懸念されております。市として対応策を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  議員御指摘のとおり、ミツバチが大量死するというような報道等もありまして、世界各地では確認をされておりますけれども、現時点ではえびの市内では施設の園芸農家、イチゴ、メロン等の長期間活用品目におきましては、市内の養蜂農家のミツバチを利用されている現状でありまして、現時点ではミツバチが不足しているというような報告は出ていないところでございます。 ○議長(蔵園晴美君)  ほかに一般質問の通告はありません。  以上で一般質問を終結いたします。  日程第二、今期定例会において受理した請願につきましては、議席に配付いたしております。請願文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。  お諮りいたします。あす十四日から十八日までは委員会審査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蔵園晴美君)  御異議なしと認めます。よってお諮りのとおり休会することに決定いたしました。  次の本会議は、十九日午前十時から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                     散会 午後 四時  五分...